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Ferrari 296 LMGT3
296 LMGT3初ドライブのペトロベッリが好タイム
6月12日に行われた予選に続き、6月13日に各クラスの予選トップ8により、最終的なグリッドを決定するハイパーポールを実施。気温17.8℃、路面温度21.7℃という絶好のコンディションのなか、フランスのサルト・サーキットを舞台にタイムアタックが行われた。
GT3マシンによって争われるLMGT3クラスは、インセプション・レーシングの「マクラーレン 720S LMGT3 エボ」70号車が3分58秒120をマークしてポールポジションを獲得。2番手には3分58秒928を記録したマンタイ・ピュアレクシングの「ポルシェ 911 GT3 R」92号車が入った。
フェラーリ勢で唯一ハイパーポールに進出した、JMWモータースポーツの「フェラーリ296 LMGT3」66号車はブロンズドライバーのジャコモ・ペトロベッリがアタックを担当。3分58秒938という3番手タイムを叩き出し、決勝レースの3番手グリッドを確保している。ハイパーポールを担当したペトロベッリは、次のように喜びを語った。
「ル・マン24時間の決勝レースを3番手からスタートできることになりました。この結果には、大きな満足を感じています。今回、フェラーリ 296 LMGT3でのデビュー戦となりましたが、素晴らしいフィーリングで走ることができましたね。レースペースも改善できたので、土曜日はいいレースができると期待しています」
5台のフェラーリ 296 LMGT3が決勝へ
ビスタAFコルセのフェラーリ 296 LMGT3 54号車は予選13番手、55号車は20番手で予選を通過。スピリット・オブ・レースチームの155号車は20番手で予選を終えている。GRレーシングの86号車は、予選中に発生したマシントラブルもあり、最後尾からのスタートとなった。
54号車のアタックを担当したダビデ・リゴンは、決勝レースに向けて次のように意気込みを語った。
「ル・マン24時間レースはシーズン最大のイベントですし、私たちはここで良い結果を残したいと、ハードワークを続けてきました。決勝レースは13番手からのスタートですが、フェラーリ 296 LMGT3のバランスには満足しています」
「プラクティスセッションでは、チームメイト全員が適応できる、良いセットアップを見つけることができました。24時間の長丁場では色々なことが起こり得るでしょうし、天候も含めて未知の部分が多いレースです。雨の可能性もありますし、それを踏まえて可能な限り最高の結果を残せるよう頑張ります」