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Ferrari Challenge Japan
Yudai Uchidaが6連勝を飾る
2024年シーズンのフェラーリ・チャレンジ・ジャパンのラウンド4が鈴鹿サーキットで行われた。前日から1台増えた31台の488チャレンジEvoが参加したレース2は、予選で降った雨が止んだものの、ところどころに水たまりの残る曇り空の中スタートした。
トロフェオ・ピレリは、すでに今年のクラスチャンピオンを決めているYudai Uchidaが、雨の予選を制してポールポジションを獲得。2位はフェラーリでスーパーGT参戦経験を持つAkihiro Tsuzukiがつけた。レースでは抜群のスタートを決めたYudai UchidaとAkihiro Tsuzukiがオープニングラップから激しい鍔競り合いを見せる。
しかし1周目の最終コーナーで単独クラッシュが発生し、レースは赤旗中断となる。長いインターバルの後、残り時間16分でレース再開。ふたたびYudai UchidaとAkihiro Tsuzukiは接戦を演じるが、ふたたび単独クラッシュによる赤旗でそのままレース終了となった。リザルトは9周目の順位で確定し、Yudai Uchidaがラウンド2からの6連勝でクラスチャンピオンに花を添えた。
コッパ・シェルAmでチャンピオンが見えてきた
トロフェオ・ピレリAmは予選2番手のMotohiro Kotaniが、オープニングラップで首位に立つと、後続の追撃を振り切り、昨年ラウンド4鈴鹿サーキット以来の優勝を遂げた。
8台がエントリーしたコッパ・シェルで、もっとも勢いがあったのはラウンド3で初優勝を挙げたPhil Kim。予選クラス4番手からアグレッシブな走りで追い上げ、レース終盤ついにKazutaka Miuraを抜き、首位に立ち、デビューシーズンながら嬉しい2勝目を挙げた。コッパ・シェルAmは4戦連続ポールポジションとなるYusaku Maezawaがスタートで出遅れ、予選4位のMasafumi Hiwatashiがロケットスタートを決めて首位に立ち、そのまま4勝目を挙げた。これでチャンピオン候補として大きく前進した。
最終戦となる岡山国際サーキットで行われる最終戦ラウンド5は、8月24日と25日に2レース開催される。