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Automobili Pininfarina B95 Gotham
ショーカー仕様をザ・クエイルで展示
アウトモビリ・ピニンファリーナは、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー・グローバル・コンシューマー・プロダクツ(WBDGCP)、レレバンス・インターナショナルとの画期的なコラボレーションにより実現したスペシャル仕様「B95 ゴッサム」をモントレー・カーウィークにおいて世界初公開する。
オープントップフル電動2シーター「B95 バルケッタ」をベースに製作されたB95 ゴッサムは、8月16日に行われるモータースポーツの祭典「ザ・クエイル」において、アウトモビリ・ピニンファリーナのスペシャルブースに展示。B95 ゴッサムは、『バットマン』シリーズに登場する主人公ブルース・ウェインのライフスタイルからインスパイアされた特別な1台となる。
今回のワールドプレミアは、2024年4月30日のバーチャルデビューに続くもので、パートナーシップ発表の際には、4台の特注ワンオフモデルの製造が明らかにされた。ザ・クエイルで展示されるB95 ゴッサムに加え、バッティスタ ゴッサム、B95 ダークナイト、バッティスタ ダークナイトは、それぞれ1台のみのを製造。完全なエクスクルーシブ性とコレクター性が保証される。
今回展示されるB95 ゴッサムはショーカーとして製作されており、販売される最初の1台はイタリア・カンビアーノのアトリエにおいて、現在製作中だという。
『バットマン』誕生95周年を記念したコラボ
2024年に『バットマン』が誕生85周年を迎えたことを受けて、今回のコラボレーションが実現。「ゴッサム(Gotham)」と「ダークナイト(Dark Knight)」という2つのスペシャル仕様は、『バットマン』の主人公であるブルース・ウェインが持つ異なる側面がピックアップされた。「ゴッサム」はハイテクに特化した企業家としてのオフィシャルな人格、「ダークナイト」はゴッサム・シティを守るミステリアスなバットマンとしてのプライベートな性格が表現されている。
アウトモビリ・ピニンファリーナのチーフデザイン・オフィサーを務めるデイブ・アマンテーアは、今回のコラボレーションについて次のようにコメントした。
「今回、ザ・クエイルで公開される『B95 ゴッサム』は、『Dream Cars, Made Real(夢のクルマを現実に)』という私たちのブランドが掲げるポリシーが、どのように実現されているかを証明しています。私たちは、これからもお客様を中心に置き、忘れられないカスタマー体験を提供し続けていきます」
ブルース・ウェインをイメージした専用内外装
B95 ゴッサムは、ブルース・ウェインが持つ、最先端イノベーションと持続可能なテクノロジーへの情熱、そしてエレガントで洗練された趣味を反映。ユニークかつ入念に吟味されたラグジュアリーな仕様が完成した。オープンキャビンを包み込む、革新的な電子調整式エアロスクリーンを採用し、「Wayne Enterprises」のロゴがボディ、シャシープレート、ドアプレートにあしらわれた。
エレガントなボディワークは専用カラーの「アルジェント・ヴィットリオ・グロスブラック」をチョイス。足元にはマットブラックのインナーとグロスブラックのアウターリングを持つ、ユニークな専用ホイールが奢られた。タイタンカラーのブレーキキャリパーとブラッシュド・アルマイト処理が施されたブラックのセンターロックリングが、ミステリアスなエクステリアを完成させている。
コクピットのセンターパネルは特注のキルティングを施したタンレザーにタンステッチが組み合わせられた。ウェイン・エンタープライズ社からインスパイアされた、新開発の「HMIディスプレイ」が搭載され、ブルース・ウェインの忠実な執事兼アシスタントであるアルフレッド・ペニーワースをイメージした指示音声も導入。また、ブルース・ウェインの有名な言葉「All men have limits… I ignore mine…(人間には限界があるが、私はそれを無視する)」が、運転席側ドアプレートにレーザー刻印された。