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Lamborghini Temerario
ハイブリッドラインナップが完成
2024年のザ・クエイル モータースポーツ・ギャザリングの主役となったのは、ランボルギーニがウラカンの後継モデルとして開発した「テメラリオ」だった。テメラリオは、新開発4.0リッターV型8気筒ツインターボに、3モーターを組み合わせたハイブリッドパワートレインを搭載。最高システム出力920PS、最高速度210mph(340km/h)以上、0-100km/h加速2.7秒という、驚愕のスペックを実現している。
テメラリオは「レヴエルト」「ウルス SE」に続くプラグインハイブリッドシリーズ第3弾モデル。これによりランボルギーニは全ての生産シリーズにPHEVモデルをラインナップすることになった。ザ・クエイルにおいて、テメラリオのアンベールを行ったヴィンケルマンは、次のように喜びを語った。
「ミッドエンジンスーパースポーツが、パフォーマンスとデザインにおいてどのような存在へと進化するのか、テメラリオはその期待を大きく上まわったと言えるでしょう。そして、電動化戦略『コル・タウリ(Cor Tauri)』の最新章が、全ラインナップのハイブリッド化というかたちで完結しました。同時に私たちは、2020年代後半にデビューする予定のフル電動モデルの開発も続けていきます」
レヴエルトとウルス SEも登場
今回のザ・クエイルでは、フラッグシップモデルのレヴエルトとウルス SEも登場し、ハイブリッドフルラインナップを展示した。レヴエルトは6.5リッターV型12気筒エンジンベースのハイブリッドパワートレインを搭載し、最高出力1015PS、最高速度350km/h以上を発揮。ウルス SEは最高出力は800PSを誇る4.0リッターV型8気筒ツインターボベースのハイブリッドシステムを搭載し、最高速度は312km/hに達する。
また、実車のワールドプレミアと同時に、これまでランボルギーニに触れてこなかった若い世代にアピールすべく、交流型バーチャル空間プラットフォーム「ロブロックス(Roblox)」のランボルギーニ・ラボに、テメラリオの公式デザインが公開された。
バーチャルの世界では、ランボルギーニのアド・ペルソナム・スタジオが展開するカラーやオプションを使って、自分だけのテメラリオをカスタマイズすることが可能。カスタマイズしたテメラリオは、ロブロックス内のサーキットを走行し、世界中のユーザーとレースを楽しむことができるという。