「BMW アルピナ XB7 マヌファクトゥーア」が2025年初夏から日本導入

最高出力621PSの4.4リッターV8ビターボ搭載の「BMW アルピナ XB7 マヌファクトゥーア」2025年モデルが登場

内外装を大幅にアップデートした「BMW アルピナ XB7 マヌファクトゥーア」が、2025年初夏から日本市場に導入される。
内外装を大幅にアップデートした「BMW アルピナ XB7 マヌファクトゥーア」が、2025年初夏から日本市場に導入される。
アルピナは、ラグジュアリーパフォーマンスSAV「BMW アルピナ XB7 マヌファクトゥーア」の2025年モデルを発表した。最高出力621PS・最大トルク800Nmを発揮する4.4リッターV型8気筒ビターボエンジンを搭載し、専用セッティングの2アクスル・エアサスペンションを採用。現在、日本における予約受注がスタートしており、デリバリーは2025年初夏を予定している。

BMW ALPINA XB7 MANUFAKTUR

2種類のエクステリアオプションを展開

日本に導入される「BMW アルピナ XB7 マヌファクトゥーア」には、エクステリアレベルを大きく引き上げる「アルミニウム・サテン・ライン」と「ブラック・ライン」というエクステリアオプションが、新たに設定された。
日本に導入される「BMW アルピナ XB7 マヌファクトゥーア」には、エクステリアレベルを大きく引き上げる「アルミニウム・サテン・ライン」と「ブラック・ライン」というエクステリアオプションが、新たに設定された。

「BMW アルピナ XB7 マヌファクトゥーア」は、新たにアルミニウム・サテン・ラインとブラック・ラインという2種類のエクステリアオプションを設定。BMWが展開する通常トリムに加え、スウィッチトロニック・シフトパドル、テールパイプ、ステアリングホイールのステッチ、モデルレタリング、リヤの「MANUFAKTUR」専用バッジなど、アルピナ製専用トリムが、アルミニウム・サテンかブラックへと変更される。

伝統的なBMW アルピナ専用ペイント仕上の「アルピナ・ブルー・メタリック」と「アルピナ・グリーン・メタリック」は、アルミニウム・サテン/ブラックのエクステリアフィニッシュと完璧な調和を見せる。また、BMWインディビジュアル・メタリックペイントの「ガンメタル II」「ヘレス・ブラック」「オリノコ」「マラカイト・グリーン」「ワイルド・ベリー」との組み合わせも推奨されている。

23インチ鍛造ホイールを標準装備

2025年モデルの「BMW アルピナ XB7 マヌファクトゥーア」は、新デザインの23インチ・アルピナ・クラシック鍛造ホイールが標準装備される。
2025年モデルの「BMW アルピナ XB7 マヌファクトゥーア」は、新デザインの23インチ・アルピナ・クラシック鍛造ホイールが標準装備される。

BMW アルピナ XB7 マヌファクトゥーアは、エクステリアデザインのアップデートを実施。新デザインのリヤディフューザーが導入され、力強く印象的なリヤセクションを実現した。

2025年モデルから、アルミニウムサテン仕上げの23インチアルピナクラシック鍛造ホイールが標準装備された。このホイールは丹念な製造工程を経て成形、マットのクリヤコートが施され、深みのある光沢を放つ鏡のような美しい表面に仕上げられている。精緻な鍛造による輝きとマットクリヤコートの組み合わせにより、ホイールは印象的で極めてエレガントかつ独特なエクステリアを手にした。

アルピナハイパフォーマンスシステムを標準装備。軽量対向ブレーキキャリパー、ドリルドディスクローターと専用ブレーキパッドにより、卓越したブレーキ性能を発揮する。

ラヴァリナ・レザーが奢られたインテリア

2025年モデル「BMW アルピナ XB7 マニュファクチャー」のインテリア。
アルピナ・レザーワークショップによってハンドメイドで製造される、高品質なラヴァリナ・フルレザー・インテリアが奢られる。

シートパネルとステアリングコラムは、高品質BMWメリノレザー張りを拡張し、インテリア全体がブラックレザーで仕上げられた。さらに、ヘッドレストの「XB7」エンボス、フロアマットの「MANUFAKTUR」エンブレム、アルピナロゴ、エンジンルームのバッジなど、上質なディテールが完成度をさらに高めている。

今回、BMW アルピナ XB7 マヌファクトゥーアのため、約60年にわたるアルピナの歴史の中で最も精巧なラヴァリナフルレザーインテリアを、アルピナレザーワークショップが完成させた。重厚なフルレザーインテリアは、427枚ものレザーを裁断。100時間を超える作業時間を経て、経験豊かな職人たちがカスタマーの希望に沿ったインテリアを手作業で仕上げていく。

レザーに関しては独自のエンボス加工や型押し、指定のカラーや縫い目の組み合わせも可能となっており、アルピナのレザーワークショップから出荷される車両は、すべて手作業でインテリアが製作されるワンオフ仕様となる。天然なめし革の品質は、ライバルの追随を許さないクオリティであるとアルピナは胸を張る。

ラヴァリナフルレザーインテリアは、同色のレザーを使用した2つのアルピナウィークエンドバッグを組み合わせることも可能。専用トラベルバッグは、車両同様に最高品質のラヴァリナレザーを使用し、アルピナからほど近いアルゴイにおいてすべてがハンドメイドで製造される。これらのバッグは、BMW アルピナ XB7 マヌファクトゥーアのラゲッジコンパートメントにピタリと収納することもできる。

信頼のドライブトレインを継承

2020年から投入され、世界各国で高い評価を得た「BMW アルピナ XB7」のパワートレインをキャリーオーバー。4.4リッターV型8気筒ビターボエンジンは621PSを発揮する。
2020年から投入され、世界各国で高い評価を得た「BMW アルピナ XB7」のパワートレインをキャリーオーバー。4.4リッターV型8気筒ビターボエンジンは621PSを発揮する。

BMW アルピナ XB7 マヌファクトゥーアは、世界中で絶賛を受けてきたXB7のドライブトレインとシャシーをキャリーオーバー。BMW製「S68」をベースに開発された4.4リッターV型8気筒ビターボエンジンは、アルピナが展開するパワフルなパワーユニットのなかでも、屈指のオールラウンド性能を誇る。

最高出力457kW(621PS)、最大トルク800Nmを発揮し、印象的なパワーデリバリーとリラックスしたクルージングをドライバーに提供。このパワフルなエンジンは優れた動力性能とドライビングダイナミクスを備えており、オンロード/オフロードを問わず、あらゆる走行シーンにおいて最高のパフォーマンスを実現している。

ZF社製「HP80」8速スポーツATと、48Vスタータージェネレーターの組み合わせにより、このクラス随一となる滑らかなギアチェンジと効率性を確保。0-100km/h加速は4.2秒、0-200km/h加速は14.9秒を誇り、巡航最高速度は290km/hに達する。

アルピナ専用エアサスペンション

ドライブモードにより、40mmの車高調整機能を持つ「2アクスル・エアサスペンション」は、アルピナ専用のダンパーとアライメントを備える。
ドライブモードにより、40mmの車高調整機能を持つ「2アクスル・エアサスペンション」は、アルピナ専用のダンパーとアライメントを備える。

足まわりには、アルピナ仕様のダンパーとアライメントを備えた2アクスル・エアサスペンションを採用し、ドライビングダイナミクスと乗り心地を高いレベルで両立。運転状況やサスペンションモードに応じて、最大40mmの車高調整が可能。30km/h以下であれば、急なランプ角度やその他のロードクリアランスに対応するため、車高を40mm引き上げることができる。

「スポーツモード」または160km/h以上で20mm、「スポーツプラスモード」または250km/h以上の速度域において車高は自動的に40mm引き下げられる。重心の低下とそれに伴うサスペンションジオメトリーの変化、ネガティブキャンバーの増加は、ドライビングダイナミクスに大きくプラスの影響を与える。

アルピナ独自のドームバルクヘッドストラットと、高剛性トーションストラットによりボディ剛性がさらに向上。さらにアクティブロールスタビライザーシステムを備えた電子制御式アンチロールバーと、より高い剛性を持つリヤアクスルブッシュがボディのロールを大幅に低減する。

インテグレーテッド・アクティブステアリングは、優れたフィードバックによるダイレクトなステアリングレスポンスを提供し、アジリティを総合的に大幅に引き上げる。後輪は左右に最大2.3°までの操舵が可能となっており、低速域では回頭性を高め、高速域ではスタビリティを最大化するよう作動。ドライバーは「コンフォート」「スポーツ」「スポーツプラス」の3つのステアリングモードから選択することが可能だ。

車両本体価格(税込)

BMW アルピナ XB7 マヌファクトゥーア:2950万円

【問い合わせ】
ALPINA CALL
TEL 0120-866-250

【関連リンク】
・BMW ALPINA ジャパン・ブランドサイト

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…