目次
MERCEDES-AMG GT 4-Door-Coupe
AMGらしいフロントと伸びやかなサイドビュー
撮影に成功したプロトタイプ4ドアクーペには厳重なカモフラージュが施されているが、LEDデイタイムランニングライトが組み込まれた後方に伸びるヘッドライトが確認できる。左右のライトユニットは、水平のLEDストリップで接続されるだろう。おそらく完全に閉じられた新しいパナメリカーナグリルを備え、車体色で塗装されてフロントエンドに統合されるデザインが施される見込みだ。
メルセデスブランドを象徴するスリーポインテッドスターは、ボンネットに目立つように配置されているようだ。長いホイールベース、下端が前方に配置され大きく傾斜したAピラー、短いフロントオーバーハングとわずかに長いリヤオーバーハングによってサイドビューは伸びやかな印象を受ける。
現行モデルがリフトバックデザインなのに対し、このプロトタイプにはトランクがあるように見える。厳重な偽装によって断定することはできないが、リア周りの造形にも注目していきたい。
次世代プラットフォームを採用し1000馬力オーバー
足元を見ると、フロントにブロンズ色のキャリパーを備えた高性能ブレーキシステムと軽量ホイールが確認できる。パワートレインのスペックに関する詳細な情報は入手できていないが、周辺の噂を総合すると最終的には最高出力1000PS超も予想される。
量産型には、次世代プラットフォーム「AMG.EA」アーキテクチャを採用する。メルセデスでは、これを「数々の新しいイノベーションの先駆けとなる技術的な先駆者」と表現している。中心となるのは軸流電動モーターだ。高電圧バッテリーと組み合わせることで、非常に高いレベルの電力密度とトルク特性を実現するという。