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CITROEN BERLINGO
スポーティな次世代シトロエンデザインへと変更
2020年の日本導入以来、愛らしいエクステリアデザインと経済的で力強い1.5リッター直4ディーゼルターボエンジンの走り、そして広大なラゲッジスペースを武器にシトロエンブランドの屋台骨を支えるモデルに成長した「ベルランゴ」。累計1万台以上の登録台数を誇り、C-MPVセグメントではデビュー以来3年連続のトップシェアを維持する人気モデルだ。
新型「ルノー カングー」が苦戦するなか、C-MPVセグメントの市場は「シトロエン ベルランゴ」「プジョー リフター」「フィアット ドブロ」の3兄弟に支配されたといっても過言ではないだろう。
モニターの大型化が嬉しい!
そのベルランゴがついに10月4日、マイナーチェンジを果たした。まず目を引くのは外観の変更だ。シトロエンは2022年のパリ・モーターショーでお披露目した「Oliコンセプト」の意匠を次世代シトロエンのデザインに落とし込んでいくと発表しているが、新型ベルランゴのフロントマスクはまさにその流れを汲んでいる。
詳細を見ていくと、モダンな新しいシトロエンロゴや、やや切れ長となった新デザインのLEDライトを新たに採用。従来の愛らしい外観の雰囲気は影を潜めたが、代わりにスポーティな雰囲気を増したといっていいだろう。パワートレインは従来通り、定評のある1.5リッタークリーンディーゼルを採用する。
どこかに出かけたくなる広大な荷室は健在
新型のハイライトはなんといってもインパネの変更だろう。中央のタッチスクリーンが従来の8インチから10インチにサイズアップして視認性が増したほか、メータークラスターがイマドキのデジタルメーターに変更された。またステアリング形状が2スポークタイプになり、ステアリングヒーターを新たに採用するなど、快適性と利便性が向上している。
ミリ波レーダーの追加により、ADASも進化を遂げた。アクティブクルーズコントロールは新たに停止後3秒位内の再発進が可能な「STOP & GO」機能やレーンポジショニングアシストが追加され、より精度の高い運転支援性能を発揮するという。
リヤスタイルは変更なし
ボディカラーは新色「ブルー・キアマ」「グリーン・シルカ」に従来からの「ブラン・イシ」を加えた計3色の展開となり、ボディタイプはノーマルとロングの2タイプと変更はない。
デザインの賛否は分かれるものの、着実な進化を遂げた新型ベルランゴ。価格は439万〜457万2500円となっている。
PHOTO/GENROQ
SPECIFICATIONS
シトロエン・ベルランゴ MAX BlueHDi
ボディサイズ:全長4405×全幅1850×全高1830㎜
ホイールベース:2785㎜
エンジン:直列4気筒DOHCディーゼルターボ
総排気量:1498cc
最高出力:96kW(130PS)/3750rpm
最大トルク:300Nm(30.6㎏m)/1750rpm
トランスミッション:8速AT
駆動方式:FWD
サスペンション形式:前マクファーソンストラット 後トーションビーム
ブレーキ:前ベンチレーテッドディスク 後ディスク
車両本体価格:439万円