秋の夜に楽しむ“大人”の「LEGO®︎ブロック」なら「マクラーレン P1」「メルセデス・ベンツ G500」がオススメ

公開日 2024/10/29
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著者ゲンロクWeb編集部

誰もが子供の頃に遊んだ記憶があるであろうレゴ®ブロックが、大きく進化していることをご存じだろうか。数千ものパーツで組み立てる複雑なクルマのモデルは、作る楽しみと眺める楽しみ、そしてさまざまなギミックを動かす楽しみを味わうことができるのだ。(GENROQ 2024年12月号より転載・再構成)

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LEGO® TECHNIC

42172 McLaren P1 TM

42177 Mercedes-Benz G500 Professional Line

数千のブロックでクルマをリアルに再現

レゴ®ブロックというと子供が遊ぶおもちゃ、と思っている人は多いだろう。実際、今の50歳代くらいの大人達が子供の頃は、レゴ®ブロックは子供向けの組み立て玩具でしかなかった。しかし、今は違う。昔ながらの単純なブロックだけでなく、複雑な作品が組み立てられるセットを多数ラインナップしているのだ。中には数千のパーツを使用するかなり高度な、完全に大人向けの製品も用意されている

ここで紹介するマクラーレンP1は3893ピース、メルセデス・ベンツG500プロフェッショナルは2891ピースで構成されるモデルで、組み立てるにはそれなりの時間と忍耐を必要とする。それだけに完成品はその大きさ、リアルさともにブロックとは思えない仕上がりだ。驚くのは外観などの見た目だけでなく、その内部構造までリアルに再現されているところだ。

実際に動くエンジン

“Mercedes-Benz”and“Three-pointed star in a ring”are the intellectual property of Mercedes-Benz Group AG. They are used by The LEGO Group under license.

リヤデフやセンターデフなど、実車さながらの構造。これを自分で組み立てた時の満足度は高いはず。 — 【1】

インテリアもまさにGクラス。ステアリングを回すとフロントタイヤが連動して動く。 — 【1】

例えばメルセデス・ベンツG500は6気筒エンジンのピストンやトランスミッション、デフまで再現されており、実際に動かして楽しむことができる。ドアは開閉が可能で、背面のスペアタイヤやルーフキャリアなどのアクセサリー類も感心するほどの出来栄えだ。

サスペンションも実際に可動

1/8スケールなので完成品は全長50cm以上の大きさ。リヤカウルを取り外してエンジン周りの構造を眺めることもできる。

Manufactured under license from McLaren Automotive Limited. The McLaren name and logo are registered trademarks of McLaren.

可動する部分が多いので、組み立てた後も楽しめる。エンジンやサスペンションなどのリアルさには驚くばかり。組み立てることでメカニズムにも詳しくなれそうだ。

マクラーレンP1は1／8のビッグスケールで特徴的な曲線のラインを見事に再現。ミッドに搭載されるV8ツインターボエンジンはピストンが動き、ダブルウィッシュボーンのサスペンションもバンプ＆リバンプする。またディヘドラルドアとボンネットも実車と同じように開閉し、しかもリヤはフェンダーごと取り外すことができるので、V8エンジンをじっくりと眺めることができる。外観上の特徴でもあるアクティブリヤスポイラーもダイヤルを回すことで上昇＆下降ができるなど、よくぞここまでと思えるほどの再現度。

もちろんレゴ®ブロックなのでデフォルメはされているのだが、その塩梅が実に絶妙。むしろ通常のリアルさを追求したモデルカーよりも眺めている時の満足度は高いかもしれない、と感じてしまうのは、子供の頃にレゴ®ブロックで自分なりの作品を完成させた時の記憶が蘇ってくるからだろうか。大人の趣味へと昇華したレゴ®ブロック、秋の夜長のベストパートナーとなってくれそうだ。

REPORT／GENROQ
PHOTO／LEGO®
MAGAZINE／GENROQ 2024年12月号