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Lamborghini Revuelto Opera Unica
牡牛座「アルデバラン」へと航行するイメージ
ランボルギーニ・エスペリエンツァ・アルテで公開された「レヴエルト オペラ ウニカ」は、牡牛座で最も明るい恒星「アルデバラン」へと宇宙を航行するイメージでデザイン。2021年に発表された、脱炭素化と電動化を目標に掲げた中間戦略「Direzione Cor Tauri(コル・タウリに向かって)」を体現しているという。
スピードとパワーを象徴するエクステリアカラーを完成させるため、レヴエルトの標準的な塗装時間に加え、さらに専門職人による480時間もの塗装作業が必要になったという。ロッソ・マルス、アランチォ・ダック、アランチォ・アポディスがハンドペイントで重ねられ、さらにネロ・ペガソからロッソ・エフェストへと変化する退色効果も組み合わされた。
イベントに参加したランボルギーニのデザインディレクター、ミィティア・ボルケルトは、レヴエルト オペラ ウニカについて、以下のように説明を加えた。
「ランボルギーニは、革新的なデザインと最高レベルのパフォーマンスはもちろん、色彩とパーソナライゼーションに関して無限の可能性を持っています。レヴエルト オペラ ウニカというハンドメイドの芸術作品では、レヴエルトという彫刻が持つ、絶大なパワー、スピード、スリルをユニークな方法で表現しました。デザインセンター『チェントロ・スティーレ』が育んでいる創造性の一端をお見せすることができのではないでしょうか」
インスタレーションやウルス SEの展示も
上海で行われたランボルギーニ・エスペリエンツァ・アルテでは、レヴエルトのテーマであるパワーとパフォーマンスが、イベント全体を通して表現されることになった。屋外エリアでは『The Racing of Speed』と銘打ったアートインスタレーションが展開され、レヴエルトと筋斗雲(『最遊記』に登場する孫悟空が乗る雲)がレースを繰り広げている。
レヴエルトと同様、プラグインハイブリッド・パワートレインを搭載する「ウルス SE」も登場し、参加者から大きな注目を集めた。また、ランボルギーニのパーソナライゼーション部門「アド・ペルソナム」のPRブースも設置され、中国のカスタマーからの高い関心を集めていた。
イベントに登壇したアウトモビリ・ランボルギーニのステファン・ヴィンケルマン会長兼CEOは、レヴエルト オペラ ウニカを前に次のようにコメントした。
「レヴエルト オペラ ウニカは、スピード、パワー、芸術性を完璧な形で融合しました。私たちは自動車と芸術というふたつの領域において、卓越性を追求しています。この傑作は、ランボルギーニが持つ革命的精神を新たなレベルへと引き上げたと言えるでしょう」