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Porsche 911 Reimagined by Singer
中東初の拠点をサウジアラビアに設立
アメリカ・カリフォルニアを拠点とし、2009年に設立されたシンガー・グループは、空冷「ポルシェ 911」に最新のメカニズムを組み合わせた独自のレストモッドを製作。シンガー社が中東地域に重点を置くのは、2014年に設立され、高級品市場で深い経験を持つセブン・カー・ラウンジとパートナーシップを結ぶとことで、さらに世界戦略を拡大する目的がある。
シンガーは現在、北米、ヨーロッパ、オーストラリア、アジアにおいて、地域パートナーと提携関係を締結。セブン・カー・ラウンジは、サウジアラビア、バーレーン、クウェート、カタールといった国々のカスタマーに向けて、購入、メンテナンス、修理などの広範囲に及ぶサポートを行う。
セブン・カー・ラウンジのアデル・アルラジャブCEOは、シンガーとの協力関係締結について、次のようにコメントした。
「シンガーというエキサイティングなブランドと協力し、この地域でお客様をサポートできることを大変嬉しく思います。私たちセブン・カー・ラウンジは、夢のクルマの購入から、世界クラスの施設での整備・保管、さらにサウジアラビアや中東地域での忘れられないドライブ体験まで、あらゆるサービスを提供しています。お客様がユニークな体験を堪能できるよう努めているのです」
2台の964ベース・レストモッドを展示
今回、リヤドで開催されたオーナー、購入予定者、メディア向けの発表イベントにおいて、シンガーとセブン・カー・ラウンジは、サウジアラビアで初めてターボチャージャー搭載の「ポルシェ 911 リイマジンド バイ シンガー」を展示した。どちらのポルシェ 911 リイマジンド バイ シンガーも、オーナーが所有するタイプ964をベースに、シンガーが独自のレストアを施している。
シンガー・レーシング・ホワイトとグリーンでペイントされた911は、シンガーのクラシック・ターボ・サービスを通じて、同地域のオーナーに向けてレストアされた個体。1974年に発売されたタイプ930をオマージュしている。もう1台はシンガー・レーシング・ホワイトとフルロレッドの組み合わせで、1977年のタイプ934.5耐久レーサーをインスパイア。シンガー DLS ターボをベースにレストアされている。
シンガー・グループの創業者であるロブ・ディキンソン会長は、セブン・カー・ラウンジとの協力関係スタートを受けて次のようにコメントした。
「2009年にシンガーを設立して以来、私たちの使命は、ポルシェ 911の素晴らしさと伝統を多くの皆様に伝えることでした。この象徴的なスポーツカーへのこだわりを、世界中のオーナーやエンスージアストと共有することを目的に掲げて活動を続けているのです」
「今回、サウジアラビアにおいてセブン・カー・ラウンジと協力し、お客様に提供できるサポートを拡大しながら、この地域で新たなクルマ文化を、提供できることに興奮しています。セブン・カーラウンジは、サウジアラビアで成功するために必要なことを、深く理解しているラグジュアリーカーのスペシャリストです。彼らが私たちの味方となってくれたことに興奮しています」