英国における「MINI クーパー コンバーチブル」の生産再開

9年ぶりに英国オックスフォード工場製となる新型「MINI クーパー コンバーチブル」が生産開始

英国のオックスフォード工場において、新型「MINI クーパー コンバーチブル」の生産1号車がラインオフした。
英国のオックスフォード工場において、新型「MINI クーパー コンバーチブル」の生産1号車がラインオフした。
BMWグループのMINIは、英国のオックスフォード工場において、新型「MINI クーパー コンバーチブル」の生産1号車がラインオフしたことを発表した。英国のオックスフォード工場でMINI クーパー コンバーチブルが製造されるのは、2015年以来9年ぶりとなる。

MINI Cooper Convertible

4代目をベースに大幅アップデート

初代、2代目とオックスフォード工場で製造されてきた「MINI クーパー コンバーチブル」。
2024年10月に発表された「MINI クーパー コンバーチブル」は、先代をベースに、ヘッドライトやインテリアなどに、新型MINI クーパーのデザインが導入されている。

2024年11月18日、MINIの英国オックスフォード工場において、2015年以来となる「MINI クーパー コンバーチブル」の生産が開始された。現在、オックスフォードでは、MINI クーパー 3ドアとMINI クーパー 5ドアを製造中。先代コンバーチブルをベースに内外装を大幅にアップデートした、新型モデルがここに加わることになった。

オックスフォード工場は、2023年に操業110周年を迎えた、世界で最も古い自動車工場のひとつ。この地では1913年以来、継続的に車両の生産を行っている。MINIブランドを率いるステファン・リッチマンは、新型MINI クーパー コンバーチブルのオックスフォードでの生産開始を受けて、次のようにコメントした。

「MINIの本拠地であるオックスフォード工場において、MINI クーパー コンバーチブルが再び生産されることに、私たちは胸を躍らせています。新型MINI クーパー コンバーチブルは、無限の自由と大きな感動を併せ持つコンパクトオープンとして、セグメントにおいて非常にユニークな存在となっています」 

製造拠点をオランダから英国に

英国のオックスフォード工場において、新型「MINI クーパー コンバーチブル」の生産1号車がラインオフした。
新生MINI復活後、コンバーチブルは初代、2代目とオックスフォード工場で製造されていたが、先代モデルはオランダのVDLネッドカーで製造。クラブマンの製造終了を受けて、再びコンバーチブルの製造拠点をオックスフォードに戻すことになった。

MINI クーパー コンバーチブルの生産は、BMWグループが展開する3つの英国製造拠点が担当。スウィンドン工場ではボディプレスとサブアッセンブリ、2.0リッター直列4気筒ガソリンターボは北ウォリックシャー地方のハムスホール工場で製造され、すべてのコンポーネントがオックスフォード工場へと集められ、最終的な塗装と組み立てが行われる。

2004年から2008年にかけて、MINIのオックスフォード工場において16万台の第1世代「MINI コンバーチブル」を生産。初代ミニを思わせるレトロなスタイリングと、リヤシート後方のクローム製ロールオーバーアーチを特徴とし、高い人気を集めることになった。アイコニックなドロップダウン式ヒンジ付きトランクはそのままに、スタイリングがアップデートされた第2世代は2009年に発表。2015年までにオックスフォード工場で16万5000台が生産されている。

第3世代「MINI コンバーチブル」は、一時的にオランダの「VDLネッドカー」へと生産拠点が移管され、オックスフォード工場ではステーションワゴンの「クラブマン」を生産。VDLネッドカーでは2023年に生産が終了するまで、15万台以上のMINI コンバーチブルが製造された。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…