ステランティス・グループ、カルロス・タバレスCEOの辞任を受理

ステランティス・グループ「カルロス・タバレスCEO」が辞任! 新CEOは2025年前半に任命予定

ステランティス・グループはカルロス・タバレスCEOが、2024年12月1日をもってグループのCEOを辞任したことを発表した。
ステランティス・グループはカルロス・タバレスCEOが、2024年12月1日をもってグループのCEOを辞任したことを発表した。
プジョー、シトロエン、フィアット、クライスラーなどを擁する「ステランティス・グループ」は、カルロス・タバレスCEOの退任を発表した。タバレスは2021年以来ステランティス・グループのCEOを務めてきた。

PSA時代からの要職を離れるタバレス

カルロス・タバレスは2014年にPSAのの会長兼CEOに就任。FCAとの合併後は、ステランティス・グループのCEOとして活躍してきた。
カルロス・タバレスは2014年にPSAのの会長兼CEOに就任。FCAとの合併後は、ステランティス・グループのCEOとして活躍してきた。

2024年12月1日、ステランティス・グループは、ジョン・エルカン会長を含む締役会が、カルロス・タバレスCEOの辞任を受理したと発表した。新たなCEOの任命手続きは、取締役会の特別委員会により進められており、2025年前半にも完了する予定。それまでは、エルカン会長が委員長を務める暫定執行委員会が設置される。

1958年にポルトガルのリスボンで生まれたタバレスは、1981年にテストドライブエンジニアとしてルノーに入社。2004年から2011年にかけては日産に勤務、2011年からはルノーに復帰し、カルロス・ゴーン直下の最高執行責任者(COO)に就いている。

2013年にルノーを退社したタバレスは、2014年からグループPSA(プジョー・シトロエン)の会長兼CEOに就任。2021年のステランティス設立後はCEOとして、エルカン会長と共にグループを率いてきた。エルカン会長はタバレスの退任を受けて、次のようにコメントしている。

「カルロスの長年にわたる献身的な働き、PSAとオペルの再建に加え、ステランティスの創設において彼が果たした役割に深く感謝します。そして、新CEOの任命に向けて、ステランティスの全ての従業員に支えられながら、新たな暫定執行委員会とともに働くことを楽しみにしています。ステランティスとそのすべてのステークホルダーの長期的な利益のために、当社の戦略を継続的に展開していくことをお約束します」

アルファロメオ ジュリアやマセラティ グレカーレを製造するカッシーノ工場において、プレミアムフル電動モデルが製造される。

「マセラティに続きアルファロメオもまもなく?」ステランティスのイタリア・カッシーノ工場でBEV生産ライン追加

ステランティス・グループは、イタリア・カッシーノ工場で、アルファロメオとマセラティのプレミアム・フル電動モデルを生産すると発表した。1972年に設立されたカッシーノ工場では、ステランティスの大型BEV用プラットフォーム「STLA Large」ベースの車両が製造される。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…