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Porsche Macan
ポルシェユーザーの幅を一気に拡げた功労車
ポルシェは2021年7月20日に改良新型マカンを発表。内外装をリフレッシュするとともに、エンジンをさらにパワーアップするなど、商品力を全方位で強化した。同日より、日本でも予約受注を開始している。
マカンはポルシェの最量販車種であり、ポルシェに多くの新規顧客をもたらしてきた功労車。2014年の登場以来、世界中で60万台ものセールスを記録している。スタイルはまごうことなきSUVでありながら、ポルシェそのもののドライビング体験を提供するマカンの人気は、留まるところを知らない。
すべてのバージョンでエンジン出力を増強
そのマカンに、より一層商品力を高めた改良新型が登場した。モデル構成は「マカン」「マカン S」、そしてトップグレードの「マカン GTS」で、すべてのバージョンでエンジン出力を向上している。トランスミッションはすべて7速デュアルクラッチトランスミッション(PDK)仕様で、ポルシェトラクションマネジメント(PTM)4WDシステムを組み合わせる。
フラッグシップのマカン GTSは、2.9リッターV6ツインターボエンジンの最高出力を60psプラスの440psにアップ。スポーツクロノパッケージ仕様車で0-100km/h加速は4.3秒を記録、最高速度は272km/hに達した。
同じく2.9リッターV6ツインターボを積むマカン Sの最高出力は、26psを上乗せして380psに。こちらの0-100km/h加速は4.6秒、最高速度は259km/hとしている。エントリーグレードとなるマカンは、新開発の4気筒ターボを搭載。最高出力265ps、0-100km/h加速6.2秒、最高速度232km/hが公称数値となっている。
GTSにはスポーツエアサスを標準装備
さらに、マカンGTSにはボディを10mmローダウンするスポーツエアサスペンションを標準装備。エアサスペンションのフロントアクスル側の剛性を先代比で10%、リヤアクスル側を15%それぞれ高めている。パフォーマンスタイヤを備えた21インチの新デザインホイールや、ポルシェトルクベクトリングプラス(PTV Plus)、スポーツクロノパッケージをセットにするGTSスポーツパッケージもオプションに用意した。
マカンにオプション設定、マカン Sとマカン GTSに標準装備するポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)のダンパー特性も見直しを図っている。各モデル別に最適化させるべく、改めてチューニングを実施したという。
911と同じステアリングホイールを採用
新しくなったノーズが目を惹くフロント周りには、LEDヘッドランプのポルシェダイナミックライトシステム(PDLS)とスポーツデザインエクステリアミラーを全モデルに搭載。ホイールは、マカンは19インチ、マカン Sは20インチ、マカン GTSは21インチが標準装備となった。
タッチパネル式コンソールパネルを新たに備えたコクピット周りは、小型化したセレクターレバーも含めて、すっきり整理されたクリーンな雰囲気に。911と共通の、新型マルチファンクションGTスポーツステアリングを採用している点も、スポーツカーテイストを一段と高めている。
改良新型マカンのデリバリーは、欧州で2021年10月にスタートする。日本への導入時期は現時点では不明。車両価格はマカンが754万円、マカン Sが977万円、マカン GTSが1188万円という設定になっている。
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