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MERCEDES-BENZ E220d 4MATIC
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AUDI A6 40 TDI QUATTRO SPORT
新型Eクラスは余裕のある全長&全高で室内スペースが向上
全車AWDの「クワトロ」のみをラインナップするアウディA6に合わせて、今回比較対象とするのは、新型Eクラスが「E220d 4MATIC(欧州仕様)」で、A6は「A6 40 TDI quattro sport」。どちらも同じ2.0リッターディーゼルエンジンを搭載するモデルだ。
新型EクラスのホイールベースはA6より36mmも長くなっているが、全長比では9mmと差は縮まる。これは、A6がより伸びやかなプロポーションを実現するために全長を費やしているためだろう。
全幅は5mm差でA6、全高は39mm差で新型Eクラスが勝っており、全高の違いが大きい。現行型より延長されたホイールベースとともに全高もたっぷりと確保され、新型Eクラスには余裕のある室内スペースが広がる。
メルセデス・ベンツ E220d 4MATIC
全長4949×全幅1880×全高1469mm、ホイールベース2961mm
車両重量=1975kg
アウディA6 40 TDI quattro sport
全長4940×全幅1885×全高1430mm、ホイールベース2925mm
車両重量=1810kg
標準サイズはどちらも18インチ
タイヤはどちらも同じサイズの18インチが標準装備。A6はスポーティな「S line」になると19インチ、450PSのハイパワーを誇るスポーツモデルの「S6」には20インチが備わる。
メルセデス・ベンツ E220d 4MATIC
タイヤサイズ=225/55R18
トレッド(前/後)=1629/1643mm
アウディA6 40 TDI quattro sport
タイヤサイズ=225/55R18
トレッド(前/後)=1625/1610mm
低速域では新型Eクラスが有利か
どちらも同じ2.0リッターのディーゼルエンジンを搭載するが、A6の方がやや高出力かつ高回転型。新型Eクラスを7PS上回る最高出力は、ディーゼルエンジンとしては高回転となる4000rpm前後で生み出される。
対する新型Eクラスは、それよりも低回転型のエンジンに加えて48VのISGを搭載しており、モーターのアシストがプラスされるため、ゼロスタートでは優位に立ちそうだ。
メルセデス・ベンツ E220d 4MATIC
エンジン形式=直列4気筒ディーゼルターボ
排気量=1993cc
エンジン最高出力=197PS/3600rpm
エンジン最大トルク=440Nm/1800-2800rpm
モーター最高出力=17kW
モーター最大トルク=205Nm
トランスミッション=9速AT
アウディA6 40 TDI quattro sport
エンジン形式=直列4気筒ディーゼルターボ
排気量=1968cc
最高出力=204PS/3800-4200rpm
最大トルク=400Nm/1750-3000rpm
トランスミッション=7速DCT