アウディのハイパフォーマンスSUV「SQ7」「SQ8」日本初上陸

アウディのハイパフォーマンスSUV「SQ7」「SQ8」日本上陸「4.0リッターV8ツインターボは最高出力507PS」

2023年秋から日本導入が開始される「アウディ SQ7」の走行シーン。
500PSを超える強力なパワーユニットに、専用エクステリアが組み合わせられたアウディ SQ7が、2023年秋から日本で販売を開始する。
アウディ ジャパンは、フルサイズハイパフォーマンスSUV「SQ7/SQ8」の日本導入を発表した。2023年秋以降、全国のアウディ正規ディーラーを通じてSQ7とSQ8の発売を開始する。

Audi SQ7

日本初導入を果たした「SQ7/SQ8」

2023年秋から日本導入が開始される「アウディ SQ8」の走行シーン。
アウディQシリーズの頂点に位置する「Q7/Q8」をベースに、パフォーマンスを強化した「SQ7/SQ8(写真)」が日本に初めて導入されることになった。

アウディが展開する「Q」シリーズの頂点に位置するフルサイズSUV「Q7」「Q8」。2006年から日本に投入された初代Q7は、スポーツ性とラグジュアリー性を高次元で融合。7人乗り3列シートを採用し、時代を先取りしたフルサイズSUVとして高い人気を集めた。2016年に現行モデルとなる2代目へフルモデルチェンジを果たしている。

一方、Q8はスポーティでラグジュアリーなモデルを志向するカスタマーに向けて新たに開発されたクーペライクなSUV。日本では2019年から発売されている。

今回、フルサイズSUVのQ7/Q8に、スポーツグレードの「S」モデルが登場。日本初導入となる「SQ7/SQ8」は高性能なスペックに加えて、S専用ラジエーターグリルやフロントバンパー、左右4本出しのテールパイプなどの専用装備が採用されている。

最高出力507PS、最大トルク770Nmを発揮

2023年秋から日本導入が開始される「アウディ SQ8」の走行シーン。
搭載される4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンは、最高出力507PS、最大トルク770Nmを発揮する。

SQ7/SQ8両モデルともに、パワフルな4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジン「4.0 TFSI」を搭載。最高出力507PS、最大トルク770Nmを発揮し、0-100km/h 加速は4.1秒というスポーツカーに互する加速性能を実現した。

エンジンの低負荷時には、8気筒のうち4気筒休止させる「シリンダーオンデマンド(cod))」や8速AT「ティプトロニック」を組み合わせたことで、高性能と高効率をバランスよく両立。駆動方式は当然4輪駆動システム「quattro」が採用されている。

SQ7には、21インチ・5スポークブレード・デザインのアウディ・スポーツ製アルミホイール、SQ8には22インチ・5Yスポーク・デザインのアルミホイールを標準装着。どちらのモデルも縦2本のバーを強調した「S」専用ラジエターグリルや、専用フロントバンパー、左右4本出しのテールパイプが採用された。

「S」のロゴ入り専用スポーツシート

2023年秋から日本導入が開始される「アウディ SQ8」のインテリア。
コクピットには、ダイナミカとレザーを組み合わせた専用スポーツシートが標準搭載される。このシートには専用の「S」ロゴが入れられている。

インテリアには「S」のロゴが入れられた、上質な肌触りを特徴とする環境負荷の低い人工皮革ダイナミカとレザーを組み合わせたスポーツシートや、ブラックのヘッドライニング、S専用ビューを備えた「アウディ・バーチャルコックピット」を標準搭載する。

どちらのモデルも「オールホイール・ステアリング」を標準装備する。オールホイールステアリングは、低速域では前輪と後輪を逆位相とすることで、回転半径が縮小して取りまわしが向上。高速域では前輪と後輪を同じ向きに切ることで、安定感のあるハンドリングを実現する。

よりスポーティなチューニングを施された「Sアダプティブ・エアサスペンション」を装着し、あらゆる路面状況で快適性とダイナミックな走りを両立。また、オプションとして、後輪左右にかかる駆動力の配分を路面状況に合わせて最適になるように常時変化させる「リヤ・スポーツ・ディファレンシャル」と、電子制御でコーナリング時のロールを抑制する「アクティブスタビライザー」も用意された。

車両本体価格(税込)

アウディ SQ7:1419万円
アウディ SQ8:1460万円

【問い合わせ】
アウディ コミュニケーション センター
TEL 0120-598-106

【関連リンク】
・アウディ ジャパン公式サイト

今回のフェイスリフトでは、アウディの電動ラインナップのフラッグシップとして、より電動化を意識したエクステリアが採用された。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…