【スクープ!】 「メルセデスAMG CLE 53 コンバーチブル」のプロトタイプを発見

【スクープ!】 「メルセデス AMG CLE 53」は最高出力429PSを発揮する3.0リッター直6を搭載?

AMG 53と思われるテスト車両が目撃されたのは、ドイツ・ニュルブルクリンクの入り口に近い一般道。
AMG 53と思われるテスト車両が目撃されたのは、ドイツ・ニュルブルクリンクの入り口に近い一般道。
カモフラージュを施した、「メルセデス ベンツ CLE カブリオレ」のテスト車両がニュルブルクリンク周辺の一般道で目撃された。CLEのオープンモデルは既に発表されているが、このプロトタイプは「メルセデス AMG 53」であると予想される。

MERCEDES-AMG CLE 53 Convertible

外観からAMGバージョンであるのは明らか

今回目撃されたテスト車両には、AMGのパナメリカーナ デザインのフロントグリルが採用されている。フロント下部は中央部分が垂直の格子状になっており、既にデビューした仕様とは意匠が異なる。Y字型スポークを多用したブラックホイール、左右2本ずつのクワッドエキゾーストパイプやリヤディフューザーなども確認できる。

CとE、2クラスのクーペを統合したCLE

CLEはCクラスとEクラスのクーペを統合して今年の夏にデビュー。欧州では11月から販売が始まった。
CLEはCクラスとEクラスのクーペを統合して今年の夏にデビュー。欧州では11月から販売が始まった。

メルセデスは、これまでCクラスとEクラスそれぞれに用意していたクーペを統合し、7月に発表した。ニューモデルのCLEクラスは11月初旬に欧州での販売が開始され、日本にも導入される予定だ。来年には、ソフトトップのカブリオレもデビューが決まっている。

ベースモデルのCLE 300 4マティックは、255PSと400Nmを発生するターボチャージャー付き2.0リッター4気筒マイルドハイブリッドのパワーユニットを搭載する。197PSのターボディーゼルエンジンを積むCLE 220dは後輪駆動のみの設定だ。現在のトップグレードはCLE450 4マティックだが、メルセデスはこの上にハイパフォーマンスバージョンを用意しているようだ。

3.0リッター直6を載せて最高出力は約430PS

エンジンは約430馬力の「GLE 53」と同じ6気筒ターボを採用すると思われる。
エンジンは約430PSの「GLE 53」と同じ6気筒ターボを採用すると思われる。

CLE 53のパワートレインは、CLE 450 4マティックに搭載されている3.0リッター直列6気筒ツインターボのホットバージョンが採用される可能性があるという。「GLE 53」SUVに搭載されているこのエンジンは、最高出力429PSと最大トルク560Nmを発生する。

さらにホットなプラグインハイブリッドのCLE 63も開発が行われているようだ。ちなみに「GLE 63 S」の4.0リッターV8ツインターボエンジンは603PSを発揮する。

CLEクラスのAMGバージョンは、2024年末までに登場すると予想される。

2021年2月に登場したCクラス(W206)と23年4月に登場したEクラス(W214)。それぞれのクーペとカブリオレが統合されてCLEクーペとなってデビューした。

CクラスとEクラスのクーペを統合した新世代クーペ「メルセデス・ベンツ CLE」はCクラス寄り?

メルセデスが満を持して送り出してきた新世代クーペ「CLE」。従来のCクラスクーペとEクラスクーペを統合するかたちで登場したニューモデルは、いったいどのような走りの性能を備えていたのか。(GENROQ 2023年11月号より転載・再構成)

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石川 徹