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RANGE ROVER ELECTRIC
「プライオリティアクセス」登録サイトを開設
レンジローバー エレクトリックは、レンジローバーらしいフォルムを踏襲しながら、息をのむような“モダニティ(現代性)”を称えたエクステリアを採用。その一部が、ティザー映像&動画でも明らかにされている。また、受注開始に先立って、レンジローバー エレクトリックの予約を優先的に受け付ける「プライオリティアクセス」登録サイトもオープンした。
JLR(ジャガー・ランドローバー)のレンジローバー担当マネージング・ディレクターを務めるジェラルディン・インガムは、レンジローバー エレクトリックについて次のように説明する。
「2021年の発売以来、現行レンジローバーは、セグメントに新たなベンチマークを打ち立てたと自負しています。世界中で人気を博し、53年の歴史のなかで最高レベルの需要を喚起しています。この前例のない成功を受けて、レンジローバー エレクトリックの予約を優先的にご案内するプライオリティアクセス登録サイトをオープンしました」
ICE仕様と変わらない全天候性能を実現
レンジローバー エレクトリックは、フラッグシップグレードの「V8」に匹敵するパフォーマンスと、1970年の初代デビューからレンジローバーが誇る全天候走破能力が提供される。
現在、ランドローバーのエンジニアは、独自の「アクティブ・ロードノイズ・キャンセリング・システム」、EVとしてのサウンドデザイン、最高レベルのキャビンの快適性を備え、史上最も静かで洗練されたレンジローバーを目指し、プロトタイプの走行テストを繰り返している。
実走テストを前に、シャシーに対する負荷を考慮したマルチボディシステム解析、最高50km/hでの仮想渡河走行(水深850mm)など、1年にわたるバーチャル開発を実施。そこで得られたデータをフィードバックし、最初のプロトタイプ車両を製作した。
プロトタイプを使ったテストプログラムは、スウェーデン(-40℃)からドバイ(+50℃)まで、世界中の極端で幅広い温度条件のオンロードを舞台に実施。このプログラムは、アンダーフロア、バッテリーの耐久性、シャシーの完全性、優れた温度管理を実現するためのビークルダイナミクス・テストなどが含まれ、この期間で電気駆動システムの高い信頼性が確保される。
英国ソリハルのファクトリーで製造
800Vのアーキテクチャーを採用し、公共充電ネットワークでの急速充電に対応。カスタマーに簡単な充電、エネルギー・パートナーシップ、無線通信でソフトウェアのアップデートができる「Software-Over-The-Air(SOTA)」、航続距離を最大化するインテリジェントなテクノロジーなどが導入される。
レンジローバー エレクトリックは、JLRの「MLA-Flex(フレキシブル・モジュラー・ロンジチューディナル・アーキテクチャー)」をベースに設計・開発。開発完了後、既存のマイルドハイブリッド仕様やPHEV仕様と同じ、英国ソリハル工場において製造される予定だ。JLRは、この工場に7000万ポンドを投資しており、新たなアンダーボディ施設もオープンした。
JLRは2039年までに「排出ガス量実質ゼロ」を達成するという目標を掲げ電動化を推進中。英国ウルヴァーハンプトンにある、「エレクトリック・プロパルション・マニュファクチャリング・センター」において、初めてレンジローバー エレクトリック用のバッテリーとEDUの製造・組み立てを行う。
【関連リンク】
・レンジローバー・エレクトリック・プライオリティアクセス(日本版)