「メルセデスAMG G63」に軽量高剛性のレイズのGシリーズ「G025GC」を装着

軽量高剛性のレイズのGシリーズ「G025GC」が「メルセデスAMG G63」にマッチする理由

Gシリーズと括られる製品群に属する「G025GC」。
Gシリーズと括られる製品群に属する「G025GC」。
レイズのホームページにてG025GCの紹介を見てみると、「無上の強かさ」というキャッチコピーがまず目に飛び込んでくる。もはやストリートをあたりまえに闊歩する3tクラスのクルマを難なく受け止めるためには、並大抵の強さでは不十分なのだ。レースシーンの第一線で活躍してきたレイズ流の「強さ」とは?(GENROQ 2024年6月号より転載・再構成)

RAYS
VOLK RACING G025GC

輸入車の足元にも馴染むオトナのスポーツスタイル

2種類のフェイス面があり、W463Aには22インチ×10.0Jの「フェイス2」が用意されている。少し柔らかくしなやかさを感じさせるコンケイブデザインがスクエアボディの足元で存在感を発揮する。
2種類のフェイス面があり、W463Aには22インチ×10.0Jの「フェイス2」が用意されている。少し柔らかくしなやかさを感じさせるコンケイブデザインがスクエアボディの足元で存在感を発揮する。

「無上の強かさ」とは一体どういう意味なのか。私にとっては強かさ(したたかさ)という表現は、少しネガティブな印象が先立つ言葉だったので驚いた。だからこそ、どのような意味で名付けられたのだろうと純粋に興味をそそられた。

G025GCはGシリーズと括られる製品群に属する。それはレイズの旗艦ブランドであるボルクレーシングにずらりと並ぶラインナップのひとつだ。ボルクレーシングは、軽量スポーツホイールの定番として今もなお人気を博すTE37を軸として、あらゆる角度からスポーツホイールの魅力を訴えかけている。サーキットユースのイメージが強いボルクレーシングの中でも、Gシリーズは輸入車の足元にだって馴染むようなオトナのスポーツスタイルが叶う。とりわけG025はその中心を担っていて、そこからGクラスに代表されるようなプレミアムSUVを狙い撃ちしたG025GCが誕生した。

GCとは「Grand Concept」の頭文字から取られたものらしい。”巨大な、重要な、偉大な”などを意味する言葉が名前に含められている。ベースとなったG025は、ハイヒールのように美しい5mm幅の細いスポークが特徴だが、スポーツホイールとして申し分のない剛性と強度を誇る。プレミアムカーにふさわしい気品はそのままに、G025GCは口径を22インチへと大型化し、かつ最重量級SUVを支えるために重要なデザイン変更が行われた。スポークの天面はスポーツテイスト満載のシャープなラインを残しつつ、断面には厚みを持たせてさらなる剛性と強度を確保している。それでいて最新の構造解析技術を用いて軽量化を突き詰めた。それはG025よりも大きなウエイトレスホールに象徴される。

軽量でありながら十分な耐荷重性能

安全基準の面でも信頼性の高いことが実証されている。レイズでは独自でJWLよりさらに厳しいJWL+Rという基準を設けているが、鍛造基準である「スペック2」を難なくクリアしているのだという。このように、数値で証明される安全基準と、過酷なモータースポーツシーンをホイールによって支え続けてきた実績とがあるからこそ、安心して身を預けることができる。

軽量ホイールでありながら、十分な耐荷重性能を持つ。一見して共存が難しいように思える条件をまとめて実現できるのは、レースシーンにおいて百戦錬磨を重ねてきた設計手法と、偉大なるデザイン金型鍛造製法であることは間違いない。

数々の要素を紐解いてみると、なるほどこれは「無上の強かさ」という表現がぴったりだと思えてきた。もともと持つ強さに甘んじることなく、賢く、たくましく、逆境にめげずに己の理想像を突き詰める。かつてTE37を始めとしたボルクレーシングで走り回ったスポーツ小僧を、ちょっぴりオトナにする色気でさえも、したたかさがもたらしてくれるのかもしれない。

REPORT/上之園真以(Mai AGENOSONO)
PHOTO/山本佳吾(Keigo YAMAMOTO)、RAYS
MAGAZINE/GENROQ 2024年6月号

PARTS LIST

Wheel:VOLKRACING G025GC(22×10.0J)
カラー展開はブラストブラック2(15万1250円~15万5650円)と、シャイニングライトメタル(15万6750円~16万1150円)の2色からなる

【問い合わせ】
レイズユーザーダイヤル
TEL 06-6787-1110
https://www.rayswheels.co.jp

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