ル・マン24時間を特別な場所から参戦できる「フェラーリ・ハイパークラブ」

WECに導入された特別観戦プラン「フェラーリ・ハイパークラブ」とは?「誰よりも近くで499Pを応援したい」

フェラーリがWECで展開する会員制特別観戦プラン「フェラーリ・ハイパークラブ」。2024年は、さらにサービスがアップデートされた。
フェラーリがWECで展開する会員制特別観戦プラン「フェラーリ・ハイパークラブ」。2024年は、さらにサービスがアップデートされた。
フェラーリのカスタマーに向けて、2023年から世界耐久選手権(WEC)を特別なエリアから観戦できる会員制の「フェラーリ・ハイパークラブ(Ferrari Hyperclub)」が導入された。参加者はパドックに設けられたホスピタリティ施設「カーサ・フェラーリ(Casa Ferrari)」から観戦できる他、ドライバーやチーム全員が参加するエクスクルーシブなイベントも用意されている。

Ferrari 499P

2023年のWEC参戦に合わせて導入

2023年、耐久レースのトップカテゴリーへと久々に復帰を果たしたフェラーリ。この活動に合わせて、特別な観戦プラン「フェラーリ・ハイパークラブ」が立ち上げられた。
2023年、499Pで耐久レースのトップカテゴリーへと復帰を果たしたフェラーリ。この活動に合わせて、特別な会員制観戦プラン「フェラーリ・ハイパークラブ」が立ち上げられた。

2023年、フェラーリはWECにおいて「フェラーリ・ハイパークラブ」と銘打った、ユニークな顧客向けプログラムを導入した。フェラーリの耐久レースを統括するアレッサンドラ・トデスキーニの協力を得て、フェラーリのチーフマーケティング&コマーシャルオフィサーを務めるエンリコ・ガリエラが主導し、WECにおける新たなプロジェクトが立ち上げられたかたちだ。

「ル・マン24時間レースのような特別なレースでは、お客様とこれまでにない特別な経験を共有したいと考えました。究極の目標は、忘れられない思い出を作り、限りない情熱を分かち合い、サーキットの参加者として、お客様にチームの重要な一員であることを感じていただくことです」と、ガリエラは説明する。

フェラーリ・ハイパークラブの参加者は、同伴者と共に、レースウイークの水曜日から日曜日までサーキットから一歩も出ることなく、アクティビティや専用スペースで体験できる。

「フェラーリが耐久レースのトップクラスに復帰した2023年から、私たちは『フェラーリ・ハイパークラブ』という特別なプログラムを立ち上げました。フェラーリ 499PでのWECプログラムをサポートするこのクラブには、現在101名の選ばれたお客様が参加しています」とトデスキーニは付け加える。

専用ホスピタリティ「カーサ・フェラーリ」

WECでは、専用ホスピタリティラウンジ「カーサ・フェラーリ」が設置される。フェラーリ・ハイパークラブの会員は、食事を楽しみながら、直接レースを観戦することができる。
WECでは、専用ホスピタリティラウンジ「カーサ・フェラーリ」が設置される。フェラーリ・ハイパークラブの会員は、食事を楽しみながら、直接レースを観戦することができる。

サーキットに設けられたフェラーリ・ハイパークラブ専用ホスピタリティラウンジ「カーサ・フェラーリ」は、2023年6月に開催されたル・マン24時間レースに合わせて、サルト・サーキットで初めて登場。メインストレートに続く最終シケインの目の前という絶好のロケーションは、昼夜を問わずサーキットのバトルをたっぷりと堪能できる。

「カーサ・フェラーリは、ドライバー、エンジニア、そしてチーム全員に会える場所です。ゆっくりとくつろぎ、友情をはぐくみ、おいしい食事を楽しむこともできます。フェラーリ・ハイパークラブのための様々なアクティビティも、ここで開催されました。その一例が、フィルムシアターで開催された『エンデュランス・マスタークラス』。エンジニアが参加し、フェラーリ 499Pに関する貴重な解説を行っています」と、トデスキーニ。

カーサ・フェラーリ以外にも、フェラーリ・ハイパークラブの参加者には、サーキット体験を豊かにする専用スペースも用意された。サーキット内で丸一日を過ごすことができる移動式ホームビレッジは、レセプション、コンシェルジュ・サービス、クラブ&バー、専用駐車場が設置されている。

「2024年シーズンに向けて、私たちはカーサ・フェラーリを改築・拡張し、さらに幅広い経験を提供できるようにしました」と、ガリエラ。

「今年のル・マン24時間では、さらにサービスを拡張する予定です。フェラーリ・ストアやトリビュート・ル・マンなど、サーキットで過ごす時間がさらに楽しくなるでしょう。世界中から集まった熱狂的なフェラーリ・ファンと共に、パドックやグランドスタンドを真っ赤に染めながら、24時間レースを迎えることになります」

ル・マン市内のリパブリック広場で行われた公式車検に参加した、フェラーリ 499Pとドライバー。

ル・マン24時間連覇を狙う「フェラーリ 499P」が公式車検とパレード後に行われた初回テストで5番手タイムをマーク

世界耐久選手権(WEC)第4戦ル・マン24時間レースの公開車検が、ル・マン市内中心部のリパブリック広場で行われ、前年の覇者である3台の「フェラーリ 499P」が登場した。2024年のル・マン24時間レース決勝は、6月15〜16日、サルト・サーキットを舞台に開催される。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…