【スクープ!】「BMW 2 シリーズ グランクーペ」のテスト車両か

「BMW 2シリーズ グランクーペ」プロトタイプはマイナーチェンジモデル? それとも新型?【スクープ!】

「2シリーズ グランクーペ」は2020年に登場した第2世代で初めて導入された。
「2シリーズ グランクーペ」は2020年に登場した第2世代で初めて導入された。
BMWは現在、コンパクトモデルの主力である「2シリーズ」ファミリーの大幅なアップデートに取り組んでいる。今回捉えた「BMW 2 シリーズ グランクーペ」のプロトタイプには2つの説がある。大幅なフェイスリフト版のテスト車両だという見方と、マイナーチェンジを飛ばして次期型の開発が進められているのではないかというものだ。いずれにしても、現行モデルから大きな進化を遂げることは間違いない。

BMW 2 Series Gran Coupe

現行の第2世代は2020年に登場

この「BMW 2 シリーズ グランクーペ」のプロトタイプは、マイナーチェンジか、それともフルモデルチェンジのものか、まだ判明していない。
この「BMW 2 シリーズ グランクーペ」のプロトタイプは、マイナーチェンジか、それともフルモデルチェンジのものか、まだ判明していない。

初代2シリーズは、2013年に「1シリーズ クーペ」の後継モデルとしてデビュー。その後「カブリオレ」「M2クーペ」という後輪駆動モデル、「アクティブツアラー」「グランツアラー」といった前輪駆動モデルなど様々なプラットフォームの2シリーズが誕生した。2020年に登場した第2世代では、前輪駆動の4ドアハードトップセダンの「グランクーペ」が導入された。

フロントグリルが初めて露出

これまでのプロトタイプと比べ、フロント周りのカモフラージュがかなり軽減されたようだ。
これまでのプロトタイプと比べ、フロント周りのカモフラージュがかなり軽減されたようだ。

今回撮影に成功した「BMW 2 シリーズ グランクーペ」のプロトタイプは、カモフラージュがかなり削ぎ落とされてディテールが露出している。これまで装着されていたメッシュのダミーグリルは外され、スリムでワイドなダブルキドニーグリルが確認できる。1シリーズやX1など最新モデルと同様に、垂直方向とヘッドライトに向かって斜めに配置されたグリルバーが見える。おそらく、MスポーツやM235iの黒い水平バーを備えたグリルとは異なるデザインが採用されるだろう。

フロントバンパー下部の形状も初めて明らかになっており、コーナーにある三角形のエアインテークなどがよくわかる。その一方で、ヘッドライトには透明なカモフラージュが施されている。このことから、LEDデイタイムランニングライトは新設計であると想像できる。

フルモデルチェンジかどうかは数ヵ月以内に判明

プラットフォームは「UKL2」の進化版が使用される。
プラットフォームは「UKL2」の進化版が使用される。

新型には1シリーズ、2シリーズ アクティブツアラー、X1、X2などが採用している「UKL2」プラットフォームの進化版が使用されるだろう。したがって新型2シリーズ グランクーペは前輪駆動を維持し、一部の仕様に全輪駆動が用意される可能性が高い。

パワートレインに関しては、最高出力170PSの1.5リッター直列3気筒マイルドハイブリッドや、最高出力300PS超の2.0リッター直列4気筒マイルドハイブリッドなど、ICEの電動化が加速しそうだ。このクルマがマイナーチェンジモデルなのか新型なのかは、今後数ヶ月以内に判明するはずだ。

内外装に変更が施された「BMW 2シリーズ クーペ」改良新型のエクステリア。

内外装をアップデートした改良新型「BMW 2シリーズ クーペ」が登場「M240i xDriveの最高出力は379PS」

BMWは「2シリーズ クーペ」に改良を実施。ラインナップ最小のクーペモデルとして、内外装のデザインを変更、標準装備が充実させ、インフォテイメントシステムが最新仕様にアップデートされた。生産は2024年8月から段階的に開始され、順次日本を含めた世界市場へとデリバリーされる。

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石川 徹 近影

石川 徹

PRエージェンシーやエンジニアリング会社、自動車メーカー広報部を経てフリーランスに。”文系目線”でモビ…