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MERCEDES-BENZ GLE
リヤの星形LEDライトが特徴的
今回スクープされた「メルセデス・ベンツ GLE」のプロトタイプは、これまでのテスト車両に比べるとカモフラージュが軽減されており、ディテールが徐々に露出しつつある。特に注目されるのは、「Eクラス」などの新型モデルと同様の星型LEDテールライトが装着されている点だ。
ボンネットとフロントバンパーには偽装が残されており、デザインの詳細を確認することはできない。しかし、ヘッドライトが後方に傾斜した形状に変更されていることがわかる。フロントグリルは大型化され、フレームが取り付けられるようだ。
バラエティに富むパワーユニット
現行の標準モデルは、最高出力258PSを発揮する2.0リッター直列4気筒ディーゼルターボおよび380PSの3.0リッター直列6気筒ディーゼルツインターボエンジンを搭載する2グレード。ハイパフォーマンスなAMGモデルには、ISG(48Vマイルドハイブリッド)を組み込んだ3.0リッター直列6気筒と4.0リッターV8のガソリンエンジン2機種が用意される。さらに、386PSの2.0リッター4気筒ガソリンエンジンにEV走行可能距離約77kmのプラグインハイブリッドシステムを搭載する「GLE 450e」が用意される市場もあるという。
高性能仕様はPHEV化でV8から直6に変更か?
これらのパワーユニットはキャリーオーバーが予想されるが、V8エンジンは直6に置き換えられる可能性がある。また、フェイスリフト前に発売される2026年モデルの「メルセデスAMG GLE 53」は、現在の435PSを発揮する3.0リッター直6ツインターボ+ISGから、最高出力543PSの3.0リッター直6+プラグインハイブリッドシステムの組合せに切り替わることが確定している。
メルセデスがBEVへの切り替えをスローダウンする方針の中、このPHEVはGLEの将来に大きな役割を果たすだろう。