ストリートファイター V2やパニガーレ V4 Sなど旬なモデルが目白押しのドゥカティ

イタリアンモーターサイクル「ドゥカティ」を買うなら今!な5つの理由。自動車高調整やACC装着車もラインナップ

ドゥカティ ストリートファイターV2とムルティストラーダ V4 S、パニガーレ V4S、スクランブラー
ドカティは現在、ストリートからオフロード、スーパースポーツまで幅広いラインナップを展開している。写真左上から時計まわりに、ドゥカティ ストリートファイター V2とムルティストラーダ V4 S、パニガーレ V4 S、スクランブラー。
「いずれは」と憧れている方が少なくないはずのドゥカティ。現在では、スーパースポーツからオフロード、モタード、ストリートまで幅広いラインナップを展開して全方位にファン層を拡大している。高級イタリアンモーターサイクルのアイコンを手にするのなら、今がまさにぴったりのタイミングといえるかもしれない。

過去最高の販売台数を記録

コロナ禍により、“移動の自由”をもたらすパーソナルモビリティの存在が見直されている。とりわけ、改めてその魅力が見直されているのが2輪車で、2021年の国内出荷台数は前年比で15%アップ。ワークライフバランスの充実に適した趣味として、2輪車の特性が再評価されつつあるという。

2輪車の販売動向で注目したいのが、輸入車比率が増加傾向にある点。2021年の累計登録台数では、BMW、トライアンフ、そしてドゥカティといった高級モーターサイクルブランドが軒並み対前年比増を記録している。なかでもドゥカティは前年比で31.3%プラスと、3年ぶりに前年実績を上回る結果を残している。

イタリア本国でも過去最高の販売台数を記録。ドイツ、フランス、英国といった2輪王国でも軒並み好成績を収めているドゥカティ。その好調を後押ししているのは、魅力的な製品ラインナップなど5つの理由があった。

その1:豊富なモデルラインナップ

2021年に最も売れたドゥカティは、「ムルティストラーダ V4」。“4台のバイクを1台に”というコンセプトのもと、スポーツ/ツーリング/エンデューロ/アーバンのフィールドを一手に引き受けるマルチパーパスなモデルだ。次点につけたのが「スクランブラー 800」。流行のネオクラシックなスタイルと新しい技術を融合し、カスタムも存分に楽しめるよう設計された1台は近年の大ヒット作となっている。3位はドゥカティが生んだ傑作ネイキッド、「モンスター」。スパルタンなイメージだったドゥカティを、広く一般のユーザーに浸透させた立役者ともいえるロングセラーモデルである。

そのほかにも、ロードゴーイングレーサー「パニガーレ」、そのネイキッドモデルの「ストリートファイター」、スーパーモタード的なスタイルをもつ「ハイパーモタード」、峠で楽しめるロードスポーツ「スーパースポーツ」、クルーザーの「Xディアベル」など、多彩な機種が勢揃い。

さらに、2021年には最新の電子制御デバイスを盛り込んだ本格派オフロードマシン「デザートX」をリリース。アドベンチャーという新領域にも参入して、プロダクトの幅をさらに拡大した。サーキットから山道、悪路、ワインディング、ロングツーリングまで、幅広い用途をカバーする豊富なモデルラインナップは、現代ドゥカティの大きな強みのひとつとなっている。

その2:最新の電子制御デバイスを積極導入

ドゥカティ ムルティストラーダ V4Sのトップビュー
前後にレーダーを搭載するドゥカティ ムルティストラーダ V4 Sは、ACCとブラインドスポット検知システムを採用。電制サスにより、市街地や低速走行時には車高を下げて足つき性を向上することもできる。

最新ドゥカティのスポーツ系モデルには、最先端のテクノロジーを駆使した電子制御デバイス「エレクトロニクス パッケージ」が用意されている。公道からスパルタンなサーキット走行まで3段階に介入レベルを切り替えられる「コーナリングABS」をはじめ、「エンジンブレーキコントロール」、「ドゥカティトラクションコントロール(DTC)」、「ドゥカティウィリーコントロール」などを搭載。さらに、エンジンや制御デバイスのキャラクターを変更できるライディングモード切替スイッチもあり、レース/スポーツ/ストリートと、シーン別で乗り味を変更することができる。

また、サーキット走行時のパフォーマンスデータを記録する“純正”データアナライザーを装着することが可能なのもドゥカティらしい。ラップタイムやスロットル開度、速度、エンジン回転数、選択ギヤ、エンジン温度、走行距離、DTCの作動といった各種データを保存し、自身の走りを検証することが可能となっている。

ドゥカティ ムルティストラーダ V4に至っては、なんと前後にレーダーを搭載し、アダプティブクルーズコントロールとブラインドスポット検知にも対応済み。また、電子制御式サスペンションの採用により市街地や低速走行時には車高を下げて足つき性を向上するなど、快適性をぐんと高めている。

その3:世界に1台しかないドゥカティが作れる

ドゥカティは2022年1月に、新しいカスタマイゼーションプログラム「ドゥカティ ウニカ(Ducati Unica)」の立ち上げを発表した。顧客はチェントロスティーレ・ドゥカティに在籍するデザイナーと直接やりとりし、スケッチ段階から世界に1台だけのドゥカティを作り上げていくことができる。「ドゥカティ ウニカ」により生まれた愛機は、それがオリジナルであること、かつ複製ができないことを保証する認定書を付けて顧客へと納車されるという。

まずは2023年に北米からスタートする「ドゥカティ ウニカ」は、対応できる台数が四半期に1台程度と、非常にエクスクルーシブなプログラムとなる。ちなみに、パイロットプロジェクトはすでに完成している。これは、「スーパーレッジェーラ V4」の最後のシリアルナンバーを刻んだ1台をベースとしたもので、注文主は熱狂的なドゥカティスタとして知られる人物。彼が所有するランボルギーニ アヴェンタドール SVJにヒントを得て、世界にひとつしかないデザインが生み出されたという。

その4:豪華で魅力的なコラボレーション

イタリアを代表するモーターサイクルメーカーであるドゥカティは、故郷を同じくする名門メゾンとのコラボレーションも展開している。2022年5月には、ブルガリとタッグを組んだ1000本の限定クロノグラフを発表。即完売の札を掲げる人気ぶりを見せつけた。

また、イタリアの老舗高級家具メーカーであるポルトローナ・フラウのレザーを使ったシートを携える「Xディアベル ネラ」も販売中。ポルトローナ・フラウの職人が完全手作業で製作する特別なレザーシートは、使い込むほどに風合いが増していくという。

ランボルギーニとのコラボレーションも注目だ。「ドゥカティ ディアベル 1260 ランボルギーニ」は、630台の限定モデルとして2020年11月に発表された。ベースとなっているのは「ディアベル 1260S」で、そこに「ランボルギーニ シアン FKP37」の世界観を融合。デザインだけでなく、ラジエーターカバーやエアインテーク、スポイラー、センタータンクカバー、ヘッドライトフレームなどをカーボンファイバー製として、ランボルギーニ車同様に軽量化を追求している。

その5:オートバイ以外のプロダクトも「らしさ」満点!

日本では販売されていないものの、ドゥカティは電動アシスト自転車も手掛けている。マウンテンバイクの「MIG-S」やエンデューロ向けの「TK-01RR」、ロードバイクの「Futa」、そして折り畳み式には「MG-20」とスクランブラーラインの「SCR-X」「SCR-E GT」をラインナップ。いずれも、いかにもドゥカティらしい独創的なデザインを採用している。

また、昨今注目の電動キックボードもある(こちらも日本未発売だが)。マグネシウム合金製フレームに50kmの走行を可能とするバッテリー、350Wモーターを搭載する「PRO-III」は車重17.5kgという軽量設計。スクランブラーラインの「CROSS-E」は、ファットタイヤと高剛性スチールフレーム、独特のデッキデザインをもつ。荒れた路面やちょっとした悪路でも走れるよう設計されたユニークな1台だ。

ドゥカティはヘルメットも作っているが、とりわけ注目したいのが通信機能付きの「Horizon V2」。カーボン製のアウターシェルを採用するフルフェイスヘルメットは、インカムの使用を前提に設計・開発された。コミュニケーションシステム「N-Com B 902Xシステムと連携すれば、携帯電話の応答、リダイヤルなどといった操作を音声コマンドを通じて行うことが可能。グループ会話機能にも対応していて、仲間と音楽を共有したり、同乗者とのコミュニケーションを楽しむことができる。

バイク乗りなら、一度は憧れるドゥカティ。等身大で楽しめるスクランブラーから激辛のパニガーレまで、自分に合った1台がぐっと見つけやすくなっている今こそが、ドゥカティーオーナーになるべきベストタイミングかもしれない。なにしろ、排ガス規制が厳しくなり、様々なモデルが生産終了を余儀なくされている昨今である。Lツインのサウンドを思う存分楽しめる時間は、さらに贅沢で貴重なものになっていくはずである。

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三代やよい 近影

三代やよい

東京生まれ。青山学院女子短期大学英米文学科卒業後、自動車メーカー広報部勤務。編集プロダクション…