目次
Q4 e-tron/Q4スポーツバックe-tronの航続距離が576kmで認証
アウディQ4 e-tron/Q4スポーツバックe-tron(最高出力150kW、最大トルク310Nm、車両本体価格599万円〜)は、アウディのBEVブランド、e-tronで初のプレミアムコンパクトSUVだ。今回国土交通省の認証を取得した走行距離576kmは、トヨタ・スバルの協業で生まれたbZ4X(559km)・ソルテラ(567km)を上回る。ちなみにバッテリー容量は82kWhだ(bZ4Z&ソルテラは71.4kWh)。
電動化を積極的に推し進めるアウディジャパンは2024年までに15車種以上の電気自動車の導入を予定している。現在日本市場ではe-tron/e-tronスポーツバック、e-tron S/e-tron Sスポーツバック、e-tron GT/RS e-tron GTがラインナップされるが、Q4 e-tron/Q4スポーツバックe-tronは7〜8番目のモデルとなる。世界的に人気の衰えないコンパクトSUVセグメントに導入する戦略的モデルであり、日本市場におけるアウディの電動化戦略において重要な役割を担うだろう。発売は今秋を予定している。
急速充電器を全国100ヵ所以上に
また、電気自動車の充電環境を拡充するべく、急速充電器の導入も積極的だ。2022年度は、全国のアウディディーラーに52基の150kW急速充電器の設置を予定している。さらに日本国内での急速充電器のネットワーク拡充するべく、ポルシェジャパンと業務提携し「プレミアムチャージングアライアンス」事業をスタート。これにより現在アウディジャパンが設置を進める150kW急速充電器と52基と、ポルシェジャパンが展開するポルシェターボチャージャー50基の合計102基が稼働予定だ。現在2022年秋以降の利用開始を目指しているという。アウディとポルシェがBEVオーナーとなるべきかどうか迷っているカスタマーの背中を押してくれる。
BEVスペシャリストの育成も進める
さらに電気自動車の購入を検討されるカスタマーに対する提案力向上するべく「e-tron資格認定制度」の運用を開始しているという。全国アウディe-tron店すべての新車セールススタッフを対象として、プロダクトに関する深い知識、充電やインフラ、販売プロセスなど、電気自動車に関する様々なトレーニングを重ね、電動化戦略における強固な販売体制の構築をおこなうという。BEVを取り扱うプレミアムブランドとして、カスタマーが安心してe-tronを購入、所有できるようにサポート体制を強化していくという。