イタリア・マラネッロはフェラーリの聖地! 跳ね馬だらけの街中を散策してみた

フェラリスタなら一度は訪れたい跳ね馬の聖地「マラネッロ」はやっぱりフェラーリの街だった!

フェラーリの聖地・マラネッロをGENROQ編集長が訪ねる
フェラーリファクトリーの入り口は写真などで目にしたことのある人も多いのでは。映画『フォード&フェラーリ』」にも登場します。
やっと海外試乗会が開催されるようになり、GENROQ編集長「ゲン永田」も久々にフェラーリのお膝元であるイタリア・マラネッロを訪れた。世界中からフェラーリファンが集う聖地、マラネッロの街並みはどんなものか? 2022年秋の今を報告する。

跳ね馬だらけのマラネッロ

コロナ騒ぎもようやく治まりつつある今日このごろ。私はイタリア・マラネッロのフェラーリ社を取材のため、久しぶりに訪れました。マラネッロはモデナ地方の小さな町ですが、フェラーリが本社を構えることでクルマ好きの間では世界的に有名です。

そんなマラネッロの町はまさにフェラーリ一色。ファクトリー近辺は真紅の作業服を着たフェラーリの従業員が歩きまわってますし、フェラーリ関連のグッズや書籍などを扱うショップもたくさんあります。とにかく町のいたるところで跳ね馬のマークを目にすることが多く、マラネッロの住民や町が本当にフェラーリを誇りに思い、愛しているんだなということがわかります。

今回宿泊したホテルはフェラーリ本社の近くだったのですが、レセプションにある時計は跳ね馬エンブレム入りのウブロでした。またラウンドアバウトの中央緑地帯に跳ね馬のオブジェが置いてあったりと、面白い発見がいろいろあります。

フェラーリのファクトリーには勝手に入ることはできませんが、工場見学コースも用意されているので、時間のある人は申し込んでおくといいでしょう。ミュージアムには過去の名車やF1マシンなどが数多く展示されているので、じっくり見ると半日くらいはすぐに過ぎ去ってしまいます。

圧巻の品揃えを誇るフェラーリストア

フェラーリの聖地・マラネッロをGENROQ編集長が訪ねる
フェラーリストアは、イタリアでは他にミラノやローマにもありますが、やはり本社のお店に行ってみたいですね。

あまり時間がない、という人はオフィシャルショップのフェラーリストアがおすすめ。このフェラーリストアはフェラーリオフィシャルのグッズショップで、モデルカーやアパレルなどのフェラーリ関連グッズが手に入ります。イタリア以外ではスペイン、UAE、北米などでも展開されていますが、日本を含むアジアには残念ながらまだ店舗はありません。この本社お膝元の店舗はとても広くて高級ブティックのよう。見たこともないようなオリジナルグッズも豊富にあるので、ファンならみんな欲しくなってしまうでしょう。

イタリアへ旅行したら是非とも行きたい

フェラーリの聖地・マラネッロをGENROQ編集長が訪ねる
こちらはボローニャ空港のフェラーリストア。まだ開店前でした。

ちなみに、フェラーリストアはボローニャ空港にもあります。開発から生産、実験やテストコースなど、フェラーリのすべてが詰まっているマラネッロ。ここに来るとフェラーリが地元の人に支えられて成長してきたということがわかるような気がします。イタリアを訪れる機会があったら、ぜひ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

PHOTO&REPORT/永田元輔(Gensuke NAGATA)

粛々と、着実に電動化を進めるフェラーリ。今回集めた3モデルはミッドシップである点を除けば、異なる点の多いスポーツモデルだ。

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最も魅力的なフェラーリはやはりミッドシップ、と感じている人も多いだろう。現在、フェラーリは3車種のミッドシップマシンを用意する。異なるパワートレインを採用する3台のフェラーリ最新ミッドシップ、それぞれの個性を探ってみよう。

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著者プロフィール

永田元輔 近影

永田元輔

『GENROQ』編集長。古典的ジャイアンツファン。卵焼きが好き。愛車は993型ポルシェ911。カメラはキヤノン。