アウトドアテイストが似合うEX30クロスカントリーの登場にも注目

8月21日、ボルボは電気自動車(BEV)「EX30」のラインナップを大幅に拡大することを発表した。従来はモノグレードで、リヤモーター駆動の「ウルトラ シングルモーター エクステンデッドレンジ」のみのラインナップとなっていた。今回、新たに4グレードを追加して、合計5グレードという充実した構成となった。

注目は3つ。ひとつめはリン酸鉄リチウムイオンバッテリー(他グレードは一般的な三元系リチウムイオンバッテリー)を搭載ししたエントリーモデル「プラス シングルモーター」の登場で、479万円という価格が魅力。ふたつめはフロントにもモーターを搭載したAWDモデル「ツインモーター」の導入で、0-100km/h加速では、これまでのボルボ車で最速となる3.6秒を実現している。そして3つめで今回の発表の目玉となるのは、よりSUVテイストを強めたルックスを擁する「クロスカントリー」の追加だ。全5グレードの価格は以下のとおり。

EX30 プラス シングルモーター 479万円
EX30 プラス シングルモーター エクステンデッドレンジ 539万円
EX30 ウルトラ シングルモーター エクステンデッドレンジ 579万円
EX30 ウルトラ ツインモーター パフォーマンス 629万円
EX30クロスカントリー ウルトラ ツインモーター パフォーマンス 649万円

日本の路上でも扱いやすいサイズ、ボルボらしい端正な佇まい、充実した先進安全装備の数々、そしてラインナップ拡充による幅広い選択肢など、EX30は多くの人のストライクゾーンに入るBEVと言えるだろう。

ボルボEX30クロスカントリー
8月21日、ボルボスタジオ青山(東京)で行われた発表会に登壇した不動奈緒美社長。
ルーフキャリアや18インチ・オールテレインタイヤ(標準は19インチ・サマータイヤ)といったオプションアイテムを装着したEX30クロスカントリー。