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プロファイルの変更により、トレッドの接地面積を広くすることで、より安定した走りと高いウエット性能を実現
住友ゴムはこのほど、実用性の高さやスタイリッシュな外観から国内外で高い人気を誇るSUV向けに、オンロードでの走行性能と快適性能を追求したダンロップのSUV用タイヤ「GRANDTREK PT5（グラントレック ピーティーファイブ）」を、2月1日から順次発売すると発表した。発売サイズは15〜20インチの25サイズで、価格はオープン。このタイヤは日本を始め、中近東・中南米・アジアなどグローバルで販売される。
SUVカテゴリーの中でも日常使いを中心とした街乗りのニーズの高まりを受け、オンロード向けの「グラントレックPT5」では、高荷重・高重心なSUVに求められる操縦安定性能を、従来品（グラントレックPT3）と比べて12%向上させた。
従来品グラントレックPT3で好評のコンパウンドはそのままに、プロファイル（断面形状）を変更し、トレッドの接地面積を広くすることで、より安定した走りと高いウエット性能を可能にする。また、接地圧の均等化に加え、パターンを見直したことで、静粛性も向上している。さらに、サイドウォールのクッション性を高め、サイドウォール全体で振動を吸収し、快適な乗り心地を実現した点も特色に挙げられる。なお、グラントレックPT5は、浅雪や荒れた路面でも十分なグリップやトラクションを発揮することを示すM＋S（※）規格に適合している。
※サマー性能に加え、浅雪での性能に配慮したタイヤだが、高速道路等の冬タイヤ規制には通行できない場合がある。
●プロファイル変更によって操縦安定性能・ウエット性能が向上
プロファイル変更によってトレッド幅が広くなり、走行時の接地面積が従来品（グラントレックPT3）より8%大きくなることで、走行中のふらつきが抑えられ、従来品から操縦安定性能が12%向上。また、トレッド幅が広くなることで、ウエット路面での走行性能向上にも貢献している。
●プロファイル変更で優れた静粛性能を発揮
プロファイル変更により従来品（グラントレックPT3）と比べて接地圧が均等になり、衝撃を分散しより高いレベルで振動を抑制することが可能になった。さらに、接地形状が丸くなることでトレッド中央部から徐々に接地していくため、面での接地と比べて路面からの衝撃を緩和することで静粛性能が向上している。
●独自のパターン設計でノイズを低減
パターン設計では、主溝を横断する横溝の幅を不均一にすることで共鳴音を抑え、ショルダーラグ溝を従来品（グラントレックPT3）比で約30%狭くすることで溝から出る音が小さくなり、パターンノイズが低下。さらに左右非対称パターンを採用し、アウト側の中間ブロック列をラグ溝で非貫通にすることで、アウト側への放射音を低減させる。
ダンロップ「グラントレックPT5」サイズラインナップ
空気圧および負荷能力をスタンダード規格（JATMA・ETRTO等）の同一タイヤサイズよりも高く設定したタイヤ規格。この規格のタイヤサイズは、スタンダード規格（JATMA・ETRTO等）の同一サイズに比べ、ロードインデックスが高くなる。また、同一タイヤサイズでも空気圧に対する負荷能力を維持するためには、スタンダード規格（JATMA・ETRTO等）のタイヤに比べ、高い空気圧が必要となる場合がある。同社では、輸入外車用としてEXTRA LOAD規格のタイヤサイズをラインナップしている。