新型ダッジ・チャージャーがEVで登場!世界初の電動マッスルカーは670馬力!100.5kWhのバッテリーセルを搭載

ダッジがついに、アメリカンマッスルを代表するマッスルカーの次世代電動化モデル、新型「ダッジ・チャージャー」を世界初公開した。オール電動で動く新型ダッジ・チャージャー・デイトナは、強力な電動化モジュールを前後アクスルに搭載し、最高出力670馬力のパワーを全輪駆動で発揮する。これにより、0-96km/h加速は3.3秒、クォーターマイルは11.5秒という驚異的なタイムで走行する。サスペンションは、フロント・マルチリンク式、リア・4リンク式を搭載し、パフォーマンス重視で構成されている。ダッジ・チャージャー・デイトナR/Tの航続距離は507km以上、より高性能なチャージャー・デイトナ・スキャットパックの全電気航続距離は416kmとなる見込みとされている。2ドアクーペ仕様のフルEV「ダッジ・チャージャー・デイトナ・スキャットパック」と「ダッジ・チャージャー・デイトナR/T」は2024年半ばに生産開始される予定となっている。

V8エンジン並みの驚異的パフォーマンスを発揮する、670馬力の電動ユニットを搭載

ダッジがついに、世界初にして唯一の電動マッスルカー、新型ダッジ・チャージャーのデビューを発表した。次世代ダッジ・チャージャーは、伝説的なドラッグレースカーとしての称号を保持し、最高出力670馬力により 0-96km/hを3.3秒、クォーターマイル(400m)を推定11.5秒で走破するという驚異的なパフォーマンスを発揮する。400V推進システムによって駆動される電動化モデルは、瞬時のトルク・レスポンスでスーパーチャージドV型8気筒並みの性能を発揮する。このシステムには、高電圧バッテリー・パック、デュアル・インテグレーテッド・チャージ・モジュール、フロントとリアの電気駆動モジュール(EDM)が組み込まれており、それぞれが最高出力335馬力、最大トルク406Nmを発揮する。

足回りには、これまでのダッジで最大の20インチ・ホイールと、デイトナ・スキャットパックのトラック・パッケージ・オプションで選択可能なスタッガード・タイヤ、グッドイヤー・イーグルF1タイヤが装備されている。重厚なボディを静止させるための16インチの巨大なブレンボ製ベンチレーテッド・ローターとレッドカラーのフロント6ピストン/リア4ピストン固定式キャリパーを装備している。サスペンションはフロントにマルチリンク式を搭載し、鍛造アルミニウム・リンクの剛性によりコーナリング性能が向上し、耐久性、ダイナミクス、ハンドリング性能に貢献している。独立したリア・サスペンションは、ステアリング・フィールを高めるために最適化されたフロント・ジオメトリーと、高速コーナリング時のボディ・コントロールを向上させるチャージャー独自のリア4リンク・サスペンションのジオメトリーにより、パフォーマンスを重視して設計されている。

新型ダッジ・チャージャーは電動化モデルに限らず、3.0L ツインターボ・ハイ・ハリケーンエンジンを搭載した550馬力の「SIXPACK H.O.」、3.0L ツインターボ・スタンダード・ハリケーンエンジンを搭載した420馬力の「SIXPACK S.O.」という2つの内燃機関モデルもラインナップされている。

100.5kWhのバッテリーセルを搭載し、最大507kmの航続距離を実現

バッテリーパックの搭載容量は100.5kWhで、ピーク時の放電レートは550kWである。バッテリーセル構造は角柱状で、構造的に安定したセルを提供し、剛性の高いケーシングにより熱性能が向上しているため、高性能走行中のバッテリー温度が低くなっている。デイトナモデルには、回生ブレーキ・システムも採用しており、減速時に車両の運動エネルギーを電気に変換して航続距離を伸ばすことができる。

ダッジ・チャージャー・デイトナR/Tの航続距離は507km以上、より高性能なチャージャー・デイトナ・スキャットパックの全電気航続距離は416kmとなる見込みとされている(編集部換算)。両車両とも、レベル3のDC CCS急速充電器を使用した場合、20%から80%の充電状態まで27分強で充電することができる。推定充電容量は、350kWの急速充電器を使用した場合、デイトナR/Tが1分あたり約15.8km、デイトナスキャットパックが1分あたり12.9kmほど。

歴代のスタイリングを引き継ぎつつ、電動モデルらしいクリーンボディに

新型ダッジ・チャージャーは、機能性を重視し、先代モデルのクリーンなスタイリングを引き継ぎ、現代的で筋肉質なエクステリアデザインに仕上げられている。新型チャージャーのデザインは、純粋なワイドボディのスタンスで際立ち、2ドアクーペと4ドアセダンのホイールベースは共通のもの。フェンダー・バッジは、チャージャー・デイトナ・スキャットパックとR/Tの両モデルを識別するもので、ホイールは9種類の新デザインのものがラインナップされている。新しいホイールは、フラツォーグのロゴ入りセンターキャップが特徴で、デイトナR/Tには18×8インチのテックシルバーホイール、デイトナスキャットパックには20×11インチのサテンカーボンホイールが標準装備される。

ピュアなパフォーマンス志向のドライバー主体のインテリアデザイン

エクステリアのピュアなデザイン美学はインテリアデザインにも引き継がれている。ダイナミックで重層的なインストルメントパネルとコンソールのテーマには、独立したワイドフォーマットの10.25インチまたは16インチのクラスタースクリーン、角度のついたセンタースタックには12.3インチのセンターディスプレイが配置され、モダンなテクニカル感を備えたユニークで彫刻的なインテリアに仕上げられている。64色に色分けされ、明るさを調整できる新しいインテリア照明「アティテュード・アジャストメント」は、ドアを開けたり、イグニッションボタンを押したりといった車両の操作に反応する。

ステアリングホイールはテクニカルな感触かつヒーターを装備し、上下がフラットになったパフォーマンス志向のものを装備。回生ブレーキを管理するためのパドル・シフトとパワーショットボタンが装備されている。まったく新しいモダンな「ピストルグリップ」シフターとスタート/パワーボタンは、センターコンソールの近くに配置され、ワイヤレス電話充電器も組み込まれている。ドライビングシートには、クロスシートとレザーシートが標準装備され、プレミアムオプションとしてヒーテッドブラックナッパレザーシートとデモニックレッドナッパレザーシートが用意される。

新型ダッジ・チャージャーは車内をクリーンかつオープンなデザインにすることにより、クラス最高の荷室容量とラゲッジスペース荷室容量を実現している。リアシートはフラットに折りたむことにより最大1,090Lまで荷室を拡大することができる。これは現行型チャージャーより133%荷室容量の拡大を意味する。

充実した安全装備と先進運転機能を標準装備で完備

次世代ダッジ・チャージャーは、標準装備および利用可能な安全装備と先進運転機能を完備しており、ダッジ・チャージャーはマッスルカーの中で最高レベルの自律走行機能も備えている。装備には、前方衝突警告および交通弱者検知機能付き自動緊急ブレーキ、アクティブ・レーン・アシスト、ストップ&ゴー機能付きアダプティブ・クルーズ・コントロール、後方死角検知機能、交通標識認識、居眠り運転検知機能など、その機能も充実している。

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