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自ら発熱するので通常のクッションより温かい
クルマの座面にクッションを敷くと、暖かさを感じるひとは多いだろう。それは人間の体温を逃さない保温効果のため。寒い時期に身体が冷えているとはいえ、人間は熱を放出している。その熱を逃がしにくくするので、暖かく感じるというわけだ。厚着をしたり、厚い布団をかけたりするのと同じだ。しかし、このクッションは電気などのエネルギーを使わずに、より積極的に身体を温める効果を発揮する。
水は気化するとき(蒸発するとき)には熱を奪って周囲を冷やす効果があるが、逆に水蒸気が液体になるときには熱を放出して周囲を温める特性がある。また、人間はつねに少しずつだが汗をかいて水蒸気を放出している。そこで吸湿発熱効果の高い繊維を使うと、繊維自らが発熱してくれるので、より身体を温めることができる。有名なところではユニクロのヒートテックなどがそういった機能を持っているが、このクッションも同様の機能を持っているのだ。
抗菌防臭加工も施されていて、清潔に使うことができる
ふわっとした手触りのボア状の表生地はそれだけでも保温性が高く、暖かく感じる。そして吸湿発熱効果だけでなく、抗菌防臭加工も施されているので、清潔に使うことができる。これは座面のみのタイプだが、シートのあいだに差し込むストッパー付きなのでズレにくいのもありがたい。
お尻は冷えを感じやすい部分で、乗車中はどうしても血行が悪化しがちであるが、このクッションなら、手軽に使えて、より暖かさを感じられるハズだ。