車中泊やアウトドアだけでなく災害時にも衛生的に水を利用できる!? USB電源で使えるポータブル電動給水栓をご存知?【CarGoodsMagazine】

操作は上部のボタンを押せば給水開始、もう一度押せば止まる。吐出量は1分間に約1Lと少なめだが、水筒に水を入れたり歯磨きや手洗いなど日常的な作業には十分な量だ。
新年早々、北陸地方で大震災が発生し、改めて災害に対する備えをしっかりしなくては……と思っている人も多いはず。そこで常備をお勧めしたいのがアウトドアレジャーグッズやキャンプグッズだが、今回紹介するのはコンパクトなUSB充電式の電動給水栓『DOMETIC ポータブル電動給水栓 HYD-WF』。どんな点が災害時に有効なのか、検証してみた。

手動の水栓では得られない大きなメリットとは?

単に水を注ぐだけなら、ウォータージャグに手動の水栓でも十分事足りると思うかもしれないが、電動給水栓には大きなメリットがふたつある。
まずひとつが、手動水栓では給水量がうまくコントロールできず、ついつい無駄遣いしてしまいがちだが、電動給水栓は必要な分だけ水を注ぐことができ、無駄なく水を利用できるのだ。
そしてもうひとつがバケツやビニール袋に詰めた水でも手軽に給水できること。必要な物資が滞りがちな災害時には、非常に大きなメリットと言えそうだ。

DOMETIC『ポータブル電動給水栓 HYD-WF(価格:1万1000円/税込)』
給水ホースとUSB充電ケーブル、金属製コースター2枚、コースター固定用両面テープ、収納ポーチからなるキット設定だ。
充電は付属のMicroUSBケーブルを使用。使い切っても数時間で満充電にできる。

ドメティックのポータブル電動給水栓を総チェック!

本体の高さは約170mmで、置いて使用するには少々不安定に見えるかもしれないが、本体の底部にはマグネットを装着。付属の金属コースターの他、クルマのボンネットなどにも固定できるので、使用場所に合わせて安定した給水を可能にしている。電源は1500mAhのリチウムイオン充電池を内蔵しており、充電は付属のMicroUSBケーブルを使用。満充電で約150Lの給水が行えるので、アウトドアレジャーで1日中使っても問題ないだろう。使い方は付属の給水ホースを接続して、バケツやポリタンクなどに入った水をそのまま給水できる。吐出量は1分間に約1Lと少なめだが、食器や手を洗うには十分な量と言えよう。

2種類の金属製コースターが付属しており、テーブルなどに固定できる両面テープも付属。

専用ウォータージャグとの組み合わせは、より衛生的で車内泊にピッタリ!

また、専用のウォータージャグ『DOMETIC ウォータージャグ HYD-J11』も用意。容量11Lの密閉タイプで、電動給水栓専用の吸水口を装備。より衛生的に給水できるのだ。本体色はブラックのみのシンプルなデザインで、1分間の自動シャットオフ機能も装備。

DOMETIC『ウォータージャグ HYD-J11(価格:1万1000円/税込)』

見た目も操作性も手動水栓よりスマートに使いこなせ、アウトドアレジャーや災害時はもちろん、専用ウォータージャグとの組み合わせは車内泊用としてもお勧めだ。

キーワードで検索する

著者プロフィール

CarGoodsMagazine 近影

CarGoodsMagazine

20世紀創刊!市販唯一のカー用品専門月刊誌
1999年に季刊誌として創刊後、好評を元に月刊化。当時より続…