出力? 容量? 使い勝手? 価格? 最新車載用ポータブル電源の選び方! 注目はセルスター『C5C』シリーズとBLUETTI【CarGoodsMagazine】

アウトドアレジャーやキャンプはもちろん、災害など非常時にも有効なポータブル電源。そろそろ導入を考えている人も多いと思うが、実際購入する際もっとも悩むのが出力容量だ。多くの電気製品を使うなら、やはり大容量がベストなセレクトだが、サイズも重量も大きくなり、もちろん価格も……。理想的なのはシチュエーションに合わせて大容量タイプとコンパクトタイプを使い分けるスタイル。そこで最新2モデルをご紹介しよう。

セルスターの『C5C』シリーズはアウトドアから災害時まで大活躍

『セルスター』といえば、ドライブレコーダーやレーダー探知機でお馴染みの自動車関連電装機器のメーカーだが、新たにキャンプやアウトドア、さらに災害時にも活躍する電源製品『C5C』シリーズの発売が今秋より開始された。シリーズ名は「Cellstar Go Camping」の頭文字から取ったもので、ポータブル電源とジャンプスターター、サブバッテリー充電用アイソレーターの計3モデルをラインアップしている。

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クルマでの使用を重視した計3モデルをラインアップ

『PDL-300』は、定格出力300Wのコンパクトなポータブル電源。発火や爆発が起こりにくいリンサン鉄リチウムイオンバッテリーを採用し、安全性の高さはもちろんだが、AC100Vの正弦波出力やワイヤレス給電、LEDライトなど便利な機能を満載。

Cellstar『PDL-300(実勢価格:5万7800円/税込)』
本体質量4.8kgのコンパクトサイズながら、定格出力280Wの十分な電源容量を持つポータブル電源。正弦波出力のAC100V×2口、USB-A出力×2口、DC12Vアクセサリーソケット×1口のほか、Qi規格準拠のワイヤレス給電も装備。

『LJP-9600』はリンサン鉄リチウムイオンバッテリー採用のジャンプスターター。ドリンクホルダーにピッタリ収まるサイズで、USBモバイル充電のほか、BluetoothスピーカーやLEDライトも搭載していて非常時以外も便利に使える。

Cellstar『 LJP-9600』は、安全性に優れるリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用したジャンプスターター。3000ccまでのガソリン車および2000ccまでのディーゼル車(12V)のエンジン始動が可能で、USB出力×2口のほか、LEDライトやBluetoothスピーカーも内蔵。

『IS-660』は、クルマのオルタネーターで発電された電力をマイコン制御し、車載バッテリーとサブバッテリーの両方に効率よく充電できるアイソレーターで、特に車中泊で威力を発揮するアイテムだ。いずれも車載用電装機器の開発・製造を長年続けてきたセルスター工業の製品だけに、随所にこだわりの作りを見せている。

Cellstar『IS-660(実勢価格:2万6800円/税込)』
クルマのオルターネーターで発電された電力を車載バッテリーとサブバッテリーの両方に効率よく充電できる、マイコン制御のアイソレーター。イグニッションのオンオフを検知して本体電源が自動的にオンオフされるので、バッテリー上がりの心配もない。

状況に応じて容量を大幅にアップできる拡張タイプのポータブル電源

ポータブル電源は使用目的によって必要な容量が変わってくるが、毎回同じ機器を使うとは限らない。そうなるとなるべく大容量を選びたくなるが、価格はもちろんサイズも大きくなり、取り扱いにも困ってしまう。そこで注目したいのが拡張タイプのポータブル電源だ。

ブルーティ『AC300』は3072Whの大容量を誇り、最大出力3000Wで電子レンジやエアコンまで稼働できる大容量のポータブル電源。これだけでも十分な容量だが、拡張バッテリー『B300』を接続すれば最大1万2288Whまで容量アップが可能(B300×4台接続時)。

BLUETTI『AC300&B300(価格:39万9600円/税込)』
大容量3072Whのポータブル電源『AC300』と拡張バッテリー『B300』を組み合わせたお得なセット。B300を4台接続すれば1万2288Whまで容量拡張に対応でき、長時間の運用が可能だ。

さらにAC300をもう1台用意すればAC200Vで最大出力6000W、容量2万4576Whという超強力な蓄電システムを構築できるのだ。これだけあれば住宅1軒分の電力を数日間まかなうことも可能。たとえば自宅では非常時の大容量蓄電システムとして稼働し、車載では用途に合わせて拡張バッテリーを用意するなど、フレキシブルに対応できるというわけだ。

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