連載

【CarGoodsMagazine】

被害増加の状況を憂い、防犯の幅を広げる一手を打つ

その姿・形に懐かしさを覚える往年のファンもいるかもしれない。カーセキュリティにも、取り付け簡単な後付け商品がかつてはあった。
「1999年ごろから車両盗難が急増し、自動車の盗難防止対策が急務になったころ、サンバイザーに取り付けるHORNET miniを発売し、大ヒットしたんです。でも「これでは物足りない!」というニーズが増え、本格的な配線取付タイプが主流になったんです」(滝氏)

奇しくも復活の動きを後押しした背景には、自動車をめぐる治安の悪化がある。
「自動車盗難が多発する傾向の中で、どうやったら防犯装置をつけてもらえるかということを考えていたころ、ハンドルロックだけではなくふたつ以上のアイテムを組み合わせて対策をすることが必要になってきたんです。そこからこの商品が生まれました」(加藤氏)

加藤電機が運営するセキュリティ専門店“セキュリティラウンジ”では、 2005年以降、未遂はあっても施工済車両の盗難被害は出ていない。
「でも初めて防犯対策をしたいという方からは特に、どこから対策を始めればいいの?と質問されることがよくあるんです。今すぐ自分で防犯したいというお客様には、センサーと音と光が一体型になったこの製品をおすすめします。まずは日頃から防犯意識の高さを示すことで、犯人にもしかすると警報が鳴ったり、通報されるかもしれないと思わせることが、何も対策していないクルマより狙われにくいためです。簡易型であっても有効です」(滝氏)

こうして生まれた本製品は、見た目こそ懐かしさを伴いつつ、その機能はかつてのものとは大きく違う。
「中身には最新の技術が投入されています。センサーの種類が増えたのもそのいちひとつ。アップグレードオプションを追加すれば本格的な自動車盗難防止装置になるんです。実際に配線をして取り付ければ保安基準適合品となり、既存のどのモデルにも劣らない技術を搭載しています」(滝氏)

ホーネットはアメリカ生まれのブランド。製品開発は日本で行われており、使用環境も日本を想定したものになる。
「日本の住環境ですと家と家の距離も近いので、アラーム音が気になりがちです。そんなお客様の声から警告から警報まで駐車環境にあった調整が32段階ある高性能なところも特長なんです」(加藤氏)

さらに安心・安全の取り組みも抜かりない。
「夏になると車内は一気に高温になります。車載用の電池を搭載することで安全性を高め、温度範囲はマイナス40度からプラス85度まで対応しているので、一年中どんな地域でも安心してご利用いただけます」(加藤氏)

使用に際しての利便性も見逃せない。
「買った後にすぐ付けることができ、充電も3時間ほどで完了します。また、走行中に充電を行えますし、満充電で約1週間ご利用いただけます。警戒中は、車両バッテリーからの電源を使わずに充電池のみで機能するので、車両への負担もありません。週末しかクルマに乗っていないという方にもおすすめです」(加藤氏)

見据えるのは、車両犯罪ゼロの未来だという。
「カーセキュリティメーカーとして30年以上こだわり抜いてきた製品は、どれもその時代の最新の犯罪手口を研究し、開発してきたものです。ここ最近、車両犯罪が急増しています。特にお客様の声が直接聞けるセキュリティラウンジと連携し、近い将来、車両犯罪がなくなる未来を目指していければと思います」(加藤氏)

(左)
加藤電機株式会社
セキュリティラウンジ
インストーラー
滝 智史 氏

(右)
加藤電機株式会社
営業部 広報
加藤千智 氏
HORNET Bee Sensor『ワンタッチカーセキュリティ・BEE737-S』
アクセサリーソケットへの接続と、サンバイザーへのクリップ装着で本体を設置し、コントロールはリモコンで行う手軽さながら、機能面は本格派。威嚇・警告はもちろん、不正なエンジン始動をも抑止する。
(左・滝 氏)
「絶対に盗ませたくない開発側の意向と
ワンタッチにこだわる営業側との議論の末
この製品にたどり着きました」

(右・加藤 氏)
「防犯性能の高さにこだわっているからこそ
簡易型を出すことに葛藤がありました」

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