ここまで削る!? 超シェイブドされたエンジンルーム!

エンジンルームに人が入れる男気カリーナ現る!
初めての愛車としてAE86の購入を考えていたというオーナーのあきおさん。しかし、「4ドアの方が何かと便利かも」という理由から、8年前に手に入れたのがこのAA63カリーナGT-Rだ。

最大の見どころは、徹底的にシェイブド化されたエンジンルーム。ヒーターやエアコン、パワーステアリングを潔く撤去し、さらにアメリカ製の電動ウォーターポンプを導入。そこへワイヤータック処理を組み合わせることで、“人が入れそう”なほど広々とした空間を作り上げている。しかも、本人いわくまだ完成形ではないという。
「せっかくならマスターシリンダーも撤去して、オルガンペダル化したいんですよね」と語るあきおさん。その発想力と行動力には驚かされるばかりだ。

エンジンルームには、当時モノのオクデラ製エキゾーストマニホールドやウェルドスピード製インテークマニホールドをセット。タックドラジエター風に仕上げたレイアウトも含め、徹底して“魅せるエンジンルーム”を追求している。

足まわりもかなりスパルタンだ。購入時から装着されていた車高調を限界までローダウンし、さらにリヤスプリングをカット。そこへフロント9.5J−20×14インチ、リヤ10J−25×14インチという極太サイズのTE37Vを履かせるため、フェンダーは板金加工によって限界まで叩き出されている。

組み合わせるタイヤはアドバンネオバAD09の185/60R14。いわゆる引っ張りタイヤではなく、タイヤ幅を活かした“パツパツ”な履きこなしが実に渋い。


インテリアも独創的だ。ブリッド・セロCSやVERTEX×ADVANコラボステアリングといったスポーツ系パーツが並ぶ一方で、助手席とリヤシートにはレース製のハーフシートカバーを装着。「レース(レーシング)とレース(シートカバー)で揃えました(笑)」というコメントからも、遊び心の強さが伝わってくる。

ちなみに快適装備はエアコンもパワステも非装着。しかし、“唯一の快適装備”としてETCだけはしっかり完備されているそうだ。

「やりたいことをやったら、この形になりました」と語るあきおさん。だが、運転席まわりのさらなるレーシー化やフルコン制御の導入など、理想の姿はまだ進化の途中だという。自由な発想とDIY精神によって作り込まれるAA63カリーナGT-Rは、これからさらに濃密なネオクラ仕様へと進化していきそうだ。
●取材イベント:Red Bull Tokyo Drift 2026

