電源を内蔵する車載冷蔵庫の新定番! HiKOKI[ハイコーキ]『コードレス冷温庫』&PowerArQの『ICEBERG』【2023年・春、注目NEWカーグッズ⑱ CarGoodsMagazine】

HiKOKI『コードレス冷温庫 UL 18DBA(価格:12万780円/税込)』。同社の電動工具と共通のバッテリー『マルチボルト蓄電池』を使用するコードレスタイプのポータブル温冷庫。25Lの大容量で、付属の仕切り板で庫内を2分割すれば冷蔵・冷凍・温蔵のいずれかふたつを共存することもできる。本体カラーのバリエーションはフォレストグリーンのほか、アグレッシブグリーン、サンドベージュの計3色。
カー用品市場にといて一年で何度か訪れる新製品ラッシュのなかでも、最大規模となるのが春先に掛けての動き。膨大な数の新製品が投入されるなか、ここではとりわけ注目に値する一品をご紹介。今後、カー用品店での主役を担う期待の大型ルーキーをチェック!!

バーベキューやキャンプなどで、キンキンに冷えた飲み物や新鮮な食材を運ぶのに最適なポータブル温冷庫。冷蔵・冷凍機能を備えたタイプや、ヒーター内蔵で温蔵機能を有したタイプなどバリエーションも豊富だが、唯一のウィークポイントが、電源が取れない場所だと単なるクーラーボックスになってしまうこと。

そこで待ち焦がれていたのがコードレスタイプの温冷庫だが、これまでなかなか実現しなかった。コードレス化による重量増やサイズアップ、電源の容量不足などがその要因として挙げられるが、これらを克服したコードレス温冷庫がハイコーキ(HiKOKI)から発売された。その詳細をチェックしてみよう。

電動工具と共通のバッテリー仕様でコードレス化を実現

電動工具メーカーのハイコーキがリリースする『コードレス冷温庫 UL 18DBA』は、その名の通りスタンドアローンで作動するコードレスタイプの温冷庫だ。使用するバッテリーは同社の電動工具シリーズと共通の『マルチボルト蓄電池』。1 充電当たりの連続運転時間は、庫内温度5℃で約9時間15分、庫内温度マイナス18℃でも約3時間30分という長時間使用を可能にしている(いずれもバッテリー1個)。

付属バッテリーのほかにもう1個内蔵することが可能で、複数個のバッテリーを用意すれば、さらに長時間の稼働も可能なのだ。冷凍・冷蔵機能はコンプレッサー方式を採用し、温蔵機能はワイヤーヒーターを使用。温度設定はマイナス18℃から60℃まで17段階で設定でき、庫内を仕切り板で2部屋にして、冷凍と冷蔵、冷蔵と保温など、それぞれ温度設定を変えることもできる。

大容量の『マルチボルト蓄電池 BSL 36B18X』が1個標準で付属する。バッテリーは2個セットでき、2個セットで約2倍の運用が可能になる。

また、DC12Vアクセサリーソケット出力とUSB-A/USB-C出力端子も装備。車載アクセサリーの使用やスマホの充電なども可能なのだ。まさに車載にピッタリのコードレス温冷庫なのだ。

庫内を明るく照らし出してくれるLEDライトを庫内に装備。またDC12Vアクセサリー電源やUSB端子も装備しており、スマホの充電なども行えるのだ。

ポータブル電源との組み合わせでアウトドアレジャーでも大活躍

もう1点注目したいのが、ポータブル電源でお馴染みのブランド『PowerArQ』からリリースされたポータブル冷凍冷蔵庫『ICEBERG 45L』だ。

PowerArQ『ICEBERG 45L(価格:5万9400円/税込)』。ICEBERGシリーズ最大の大容量45Lを誇るポータブル冷蔵・冷凍庫。付属の仕切り板で2室に分けることができ、冷凍や冷蔵を組み合わせることもできる。庫内温度は冷凍でマイナス18℃、冷蔵で5℃まで、それぞれ細かく設定できる。大型キャリアバーと大径タイヤが装着されており、ドリンク満載でも楽に移動することができる。

家庭用冷蔵庫と同様のコンプレッサー方式を採用し、最大マイナス20℃までの冷却を可能にしている。バッテリー内蔵タイプではないが、同社のポータブル電源との接続でコードレス運用も可能。アウトドアや災害時など様々な状況で大活躍してくれるのだ。45リットルという大容量で、庫内は2室独立タイプ。それぞれ温度設定が可能で、一方を冷蔵庫、もう一方を冷凍庫として使用でき、用途やシーンに応じて使い分けできるのだ。

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