新安全基準「R129」に対応したカーメイトのチャイルドシート『エールべべ・PAPATTO R』が子供を守る!【2023年・春、注目NEWカーグッズ⑬ CarGoodsMagazine】

カー用品市場にといて一年で何度か訪れる新製品ラッシュのなかでも、最大規模となるのが春先に掛けての動き。膨大な数の新製品が投入されるなか、ここではとりわけ注目に値する一品をご紹介。今後、カー用品店での主役を担う期待の大型ルーキーをチェック!!

カーグッズを幅広く手掛けているカーメイトは、チャイルドシートブランド「エールべべ」も展開している。そこからこの3月に、新基準に適合した新たなモデル『パパットR』がリリースされた。

エールべべ『PAPATTO R CF135/136(実勢価格:4万6200円/税込)』。ラインアップは2アイテムで構成される。写真のパールブラックバージョンの他に、パールベージュのモデルがある。

なお「エールべべ」は、1999年に誕生。ちなみに、日本でチャイルドシートの着用が義務付けられたのは2000年の4月だ。同ブランドはチャイルドシートが必要不可欠なものとなる直前から活動を開始した歴史あるブランドの1つだ。
そんなエールべべブランドはチャイルドシートとジュニアシートを大きく3タイプ用意している。新生児からのチャイルドシート、1歳からのチャイルドシート&ジュニアシート、3歳からのジュニアシートだ。ここで紹介するニューフェイス『パパットR』は、1歳からのチャイルドシート&ジュニアシートの新たなハイグレードモデルとなっている。

新基準「R129」では、 側面衝突への対応が新規に追加!

チャイルドシートには安全基準が設けられており、それに適合したものでないと新規販売(出荷)を行えない。
なお現在は2つの基準が存在している。1つが「R44」でもう1つが「R129」だ。前者は2012年7月から完全移行されたもので、後者は2023年9月より完全移行されることになっている。つまり今年の9月からは「R129」に適合したものしか出荷できなくなる(個人での使用と販売店が在庫を売るのはOK)。

写真は、頭部周辺部分の構造写真。側面からの衝撃を効果的に吸収可能な新素材を仕込み、厳しい試験をクリアした。

というわけでこの『パパットR』はまず、「R129」に適合していることが新しさのポイントだ。ちなみに「R129」では側面衝突への対応が新規に追加されていて、当品にはそれを満たすために新技術が注入されている。
その新技術が盛り込まれている場所は、ヘッドクッションとヘッドレスト。これまではウレタン仕様だったところが、発泡材(PP)へと進化した。結果、衝撃吸収力の向上が果たされた。

その上で、汚れやすい箇所に除菌生地「Agピュア」も新採用されている。事故時のみならず普段使いにおいての安心感も、一層高められている。
新基準の完全移行が近づく今、市場には新作の投入が相次いでいる。当品はその中でも、独特な存在感を放つ注目作だ。

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