通常ティザーイメージでは、偽装されたプロトタイプや抽象的なスケッチ、パーツを公開するが、レンジローバー・エレクトリックは何のカモフラージュもされずにリリースされた。
レンジローバー・エレクトリックは、ジャガー「I-PACE」に次ぐジャガー・ランドローバー(JLR)としては2番目の完全電動量産モデルだ。EVの目標は、内燃機関レンジローバーのオフロード性能に匹敵することであり、新しいパワートレインはさまざまな種類の地形や極端な気象条件でテストされている。具体的には、北極圏の凍った湖の-40℃ から中東の砂漠の50°Cまでの温度範囲でという過酷さだ。
ティザームービーでは、個々の電気駆動制御ユニットが車輪のスリップを管理する新しいトラクション・コントロール・システムを強調されている。JLRの「革新的なソフトウェア」により、新しいシステムは従来のABSベースのセットアップよりもはるかに高速で、各ホイールのトルク反応時間が短縮されるという。
また、スタビリティコントロールとシャシーシステムとの組み合わせにより、あらゆる路面でのトラクションを最大化。レンジローバーのドライブエクスペリエンスを大幅に向上させると伝えられている。
電動パワートレインの出力やバッテリー容量に関する情報は明らかになっていないが、800Vアーキテクチャを使用し、V8レベルのパフォーマンスを提供することがわかっている。
レンジローバー・エレクトリックのデビューは未定だが、最速で2024年内と予想される。