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新世代は「スピードと機敏性の限界を押し上げる」
リリースされたティザーイメージでは、JCW専用ボディキットを装着、再設計された八角形グリルとバンパーエアインテークを特徴とし、前モデルと比較してわずかにアグレッシブに見える。そのほかでは、グロスブラックスプリッター、フェンダーフレア、サイドスカート、延長されたリアスポイラー、後部の特大ディフューザーなども確認できる。
画像プロトタイプは、「MINI John Cooper Works PRO」と呼ばれ、24時間耐久レース用に特別に準備されたものだ。プロトタイプに採用されている白い17 インチアロイホイールを備えたピレリPゼロスリックタイヤ、クイックリリースフードピンなどは公道仕様には採用されない。
2.0L直4ターボがキャリオーバーされ最大250ps程度が期待できる
またMINIデザインチームは、60 年代のクラシックなレーシングMINIへのオマージュとして、有名なトラックの輪郭を描いた赤と白の迷彩ラップを作成した。リアクォーターウィンドウに貼られた「37」のステッカーは、1964年のラリー・モンテカルロでのミニ・クーパーSの勝利を彷彿とさせるものだ。
現行型のパワートレインは、2.0L直列4気筒ターボを搭載、最高出力231ps、最大トルク320Nmを発揮するが、新世代は「スピードと機敏性の限界を押し上げる」と伝えられていることから、最大250ps程度が期待できるかも知れない。またマニュアルトランスミッションを提供、シャーシのセットアップが改良され、より強力なブレーキが搭載され、EV版「クーパーSE JCW」を圧倒するパワーとスリルが味わえるという。