「ログハウス+JEEP×2+釣り+キャンプ」でアメリカンなガレージライフを満喫!【ガレージライフ探訪 Vol.2】

クルマ好きならば誰もが憧れるガレージライフ!そんな夢のようなクルマライフを実践している方々を紹介すべく、新たにスタートしたのが「ガレージライフ探訪」という企画。その第2弾は、アウトドア派に大人気のログハウス「BESSの家」にお住まいで、愛車はなんとグラディエーターとレネゲードのJEEP2台持ち、そして大型バスボートまでも所有する、なんとも羨ましいガレージライフを愉しまれているムネさん(@munemune189)。趣味もクルマ、釣り、アウトドアなど、アメリカ由来のものが中心で、まさにアメリカンなライフスタイルを実践しています。そんなムネさんの生活は如何なるものなのか、まずはアメリカとのつながりから紐解いていこう。
REPORT&PHOTO 小原裕一郎(OHARA Yuichiro)

アメリカ留学の経験が人生の方向性に大きく影響

今回紹介するガレージライファーは、アウトドア派に大人気のログハウス「BESSの家」にお住まいで、2台のJEEP(グラディエーターとレネゲード)のほか大型バスボートも所有し、まさにアメリカンなガレージライフを満喫している茨城県在住のムネさん(@munemune189)。そのライフスタイルの源泉は、学生時代にアメリカ留学を経験したところまで遡る(さかのぼる)。ムネさんの留学先はテキサス州だったが、レンジャーをやっていた親友の実家がオレゴン州にあり、いつしか頻繁に遊び行くようになった。その親友の父親がベテランのフライフィッシャーマンだったことから、釣りやキャンプなどのアウトドアに興味を持つようになった。しかも、オレゴン州といえば自然豊かで比較的、涼しいエリア。そんな環境がゆえに、森林地帯には多くのログハウスが建っており、そのワイルドな佇まいに心打たれ、この段階から「いずれはログハウスに住もう」と心に決めたそうだ。

フライフィッシングの師匠(親友の父親)の部屋でフライタイイングを楽しむムネさん。大量のロッドやマテリアルが整然と置かれたこの部屋に、強い感銘とロマンを感じたそうだ。<提供:ムネさん>
オレゴンの森でアウトドアを楽しんだときの様子。こんな体験をしたことが、後にグラディエーターをオーバーランド仕様に仕立てるきっかけになったそうだ。<提供:ムネさん>

帰国後、結婚を機に念願のログハウス「BESSの家」を建築

そんなムネさんは26歳で帰国。その数年後、結婚を機にアメリカ留学時から心に決めていたログハウスを建築することに。。。選んだのは、アウトドア志向の人々から熱い支持を受けている「BESSの家」の「G-LOGなつ」というモデルだ。このログハウスは、空に向かう伸びやかな三角屋根と空中の超ベランダ空間が特徴。室内に目を転じると、床や壁はログハウスらしく、どこも天然の木材を使った造りになっていて、柔らかく暖かみのある印象を受ける。さらに、リビングスペースの上は巨大な吹き抜け構造となっており、どこに居ても明るく、開放感のある気持ちのよい室内空間となっている。

結婚を機に建てたログハウス「BESSの家」。帰国して、すぐに夢を実現してしまうとは素晴らしい行動力だ。
玄関踊り場から、リビングスペース、ダイニング、キッチンを見た様子。すべての面が天然の木材で構成されており、いかにもログハウスといった雰囲気だ。
ダイニングから望む吹き抜け部分。天窓から明るい光が1階のリビングやダイニングへ差し込み、開放的で明るい室内空間となっている。

できることはDIYでやってしまうアメリカンスピリッツの持ち主

ハリウッドの映画を観ていると、オーナー自らが家の外壁や室内の壁などをペンキで塗っているシーンを見かけることがあるが、「アメリカってそういう文化なんだ」と感心することがある。実はムネさんも、若い頃にアメリカ文化に触れた影響からか、できることはDIYでやってしまおうというアメリカンスピリッツの持ち主だ。

例えば、帰国後、念願のログハウスを建てたものの庭は整地がされておらず、ムネさん自らが整地して芝生を植えたという。さらに、ログハウスの外壁は3年、5年、10年というスパンで専用塗料を塗る必要があるが、それもハシゴとローラーを使って自らが塗っているそうだ。このような話を聞くと、やはり生活面でもアメリカ的なライフスタイルを実践していることがよくわかる。

ログハウス建築直後の庭は整地されておらず、ご覧の有り様。ここをDIYで整地して芝生を植えてしまうとは並大抵の労力ではないはずだ。<提供:ムネさん>

クルマもJEEP2台体制!どこまでもアメリカンなスタイルにこだわる

アメリカンなライフスタイルはログハウスだけでなく、当然ながらクルマライフにも現れており、現在はジープ・グラディエーターとジープ・レネゲードを所有。JEEP2台体制とは、なんとも羨ましい限りだが、ここにもムネさんのアメリカ好きな面がよく現れている。

とはいえ、帰国後、比較的早い段階でログハウスを建てたこともあって、当時は経済的余裕がなく、しばらくの間は父親から譲ってもらったボルボ・V40やC30 に乗っていたそうだ。その後、ボルボを扱っていたディーラーがJEEPに鞍替えしたことを機に、アメリカ留学時から憧れていたジープ・ラングラー(JK型)を2台乗り継ぎ、現在のJEEP2台体制にグレードアップした。

2台目のジープ・ラングラー(JK型)は珍しいゴールドカラーのRUBICON。受注生産モデルで、とても希少なモデルだった。<提供:ムネさん>
現在、所有しているジープ・グラディエーターとレネゲード。JEEP2台体制とは、なんとも羨ましい限りだ。

キャンプを再開したくてラングラーからグラディエーターへ

アメリカ留学中に釣りやキャンプなど本物のアウトドアを体験していたムネさんだが、ラングラーに乗っていたころまでは釣りに没頭していた。ところが、子供が成長して一緒に虫取りなどへ出かけるようになると、アメリカで体験したキャンプ熱が再燃し、ラングラーからより積載力のあるグラディエーターへの乗り換えを決意。しかし、それだけでは留まらず、キャノピー、ルーフトップテント、サイドオーニング、ドロワーシステムなど、アドベンチャートリップに対応すべくオーバーランド仕様への改造を精力的に進めた。このような仕様にしたのは、やはりアメリカでのアウトドア体験がベースになっているそうだ。

現在の愛車グラディエーターは大好きな釣りはもとより、キャンプにも対応すべくバリバリのオーバーランド仕様に改造している。
グラディエーターにはルーフトップテント、サイドオーニング、キャンプグッズなどが常備されていて、いつでもキャンプに出かけられるようになっている。<提供:ムネさん>

大型バスボートを所有するなど釣りは大切なライフワークのひとつ

冒頭でも紹介したとおり、ムネさんはアメリカ留学時にフライフィッシングを始め、その後はルアーフィッシングにものめり込んで川や湖はもとより、海でもさまざまなタイプの釣りを楽しむようになった。とりわけ、アメリカ発祥のバスフィッシングは、全国的にも有数のフィールドとなっている霞ヶ浦に近いエリアに住んでいることもあって、トレーラー式の大型バスボートを購入して本格的に楽しんでおり、もはやライフワークのひとつとなっている。

無類の釣り好きであることは、自宅のログハウス内に設けられたプライベートルームを見れば一目瞭然!さまざまなジャンルのロッド、リール、ルアーなど、フィッシングギアで埋め尽くされており、釣り好きならばよだれの出そうな空間で日々釣りへの想いを馳せている。

バスフィッシィングが好きな人ならば誰もが憧れる本格的な大型バスボートも所有。グラディエーターで牽引して、さまざまなフィールドへ釣行するそうだ。
ログハウス2階のプライベートルームは、ムネさんお気に入りのスペース。何十年も掛けて買い集めた貴重なフィッシングギアが所狭しと置かれている。

アメリカ由来の等高線をモチーフにしたステッカー製作にも力を入れる

アメリカ留学をきっかけに、これまでアメリカ的なライフスタイルを着々と実現してきたムネさんだが、最近はクルマに貼り付けるステッカー製作にも力を入れている。しかも、デザインの多くは地図の等高線をモチーフにしたもので、実はこれも最近アメリカで人気上昇中のスタイル。ここにもムネさんのアメリカ好きな一面が現れており、カッコいいものを多くの人に知って欲しいという想いで、現在はジープユーザーを中心にカスタムオーダーで製作している。

※オーダーはコチラから<https://www.instagram.com/zynithdesignnmachining/>

クロカン4WDユーザーを中心に人気上昇中の等高線をモチーフにしたステッカー。確かにアウトドア感がグッと増すデザインだ。

今回は、「ログハウス+JEEP✕2+釣り+キャンプ」と、若いころからアメリカンなライフスタイルを貫き、とても贅沢なガレージライフを満喫しているムネさんを紹介したが、ステッカー製作を始めてみて気付かされたことがあるという。

それは、これまでは釣りにしてもキャンプにしても自分や家族が愉しむためのアクティビティだったが、ステッカー製作をする中で、自分のライススタイルやセンスが多くの人々に共感され、影響を与えていることを実感したそうだ。したがって、今後は同じ価値観を持つ人々とのつながりを広めるべく、SNSでの発信やイベントへの参加を積極的に行い、アメリカンなライフスタイルの愉しさを伝えていきたいと語ってくれた。

アメリカンなライフスタイルを日々満喫しているムネさんご一家。実際にその生活に触れてみると、各々が自由にアメリカナイズされたスローライフを愉しんでいることがわかる。
取材の合間にタコスを作って振る舞ってくれたムネさん。とにかく生活のすべてがアメリカ的で、同じようにアメリカ文化が大好きな筆者にはとても楽しい時間だった。

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著者プロフィール

小原 裕一郎 近影

小原 裕一郎

メディアプランナー&ライター。メディア業界でテレビ視聴率調査、マーケティング(リアル&デジタル)、…