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基本構造はトヨタと共同開発 走り重視の専用セッティング
スバル初の本格的量産EV(電気自動車)がソルテラ。〝ソル〞はラテン語で太陽、〝テラ〞は大地の意味。太陽光や地熱による発電を利用すれば、CO2排出ゼロが実現できる。
エクステリア
パワーユニットやボディシェルはトヨタとの共同開発で、bZ4Xは兄弟車。前後サスペンションはトヨタのGA-Kプラットフォームをベースとしており、運転支援システムもアイサイトではなく、トヨタセーフティセンスを使用している。
インストルメントパネル
基本部分は共用しているものの、細部は結構異なっている。サスペンションのセッティングは、ソルテラの方がより〝走り〞志向だし、AWDモデルにパドル式の回生ブレーキセレクターが付いていたり、ドライブモードに〝POWER〞が付いていたりするのもソルテラだけだ。駆動方式はFWDとAWDがあるが、後者は前者にリヤモーターを足したのではなく、前後とも専用のe-AXLEを装備。前後の出力比が1対1になるよう設計されている。
居住性
バッテリー容量は71.4kWh。6kWの普通充電器を使って12時間で満充電になると考えれば、合理的な容量だ。一充電あたりの走行可能距離は、グレード(車重)によって487〜567㎞(WLTCモード)と幅がある。急速充電器の出力は最大150kWまで対応しており、90kWの急速充電器で30分充電すれば、250㎞程度の航続距離が上乗せできる。
うれしい装備
月間販売台数 26台 (23年9月~24年2月平均値)
現行型発表 22年4月( 一部改良 23年10月)
一充電走行距離※WLTCモード 14.8km/l ※ハイブリッド車
ラゲッジルーム
実力がカタログ値の80%としても、道中に90kW充電器で1チャージすれば600㎞ぐらいは走れると考えれば十分実用的だと言えるだろう。
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.158「2024-2025 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。