12月5日、「2024-2025 日本カー・オブ・ザ・イヤー」の最終選考会が開催され、MINIクーパーがインポート・カー・オブ・ザ・イヤーに選出された。昨年(2023-2024 日本カー・オブ・ザ・イヤー)でもBMW X1がインポート・カー・オブ・ザ・イヤーに選出されており、BMWグループでは2年連続の快挙となった。
2002年にBMWの下で開発・生産された新世代モデルを初代とすると、今回選出されたMINIクーパーは4世代目となる。新型では、これまでグレード名だった「クーパー」の名前が3ドア&5ドアのモデル名となったのが特徴。また、電気自動車(EV)が日本市場に初めて投入されたことも話題で、純ガソリンモデルとEVを選択することができる。ルックスはMINIの伝統を受け継ぎながらも、余分な虚飾を廃してより洗練された佇まいとなった。クロームパーツやレザーを排除して、代わりにリサイクル材を採用している点も今どきだ。
今回のMINIクーパーの受賞理由は、下記のとおり。
「シンプルさ、痛快なドライブフィール、ラジカルさ…新型MINIクーパーはその伝統的名 称からユーザーが期待するすべてを高次元で進化させた。10ベストカーに4台の輸入車が選 出された中で、EVだけでなくガソリンエンジンモデルをラインナップしたのはMINIクー パーのみである。BMW7シリーズと同等の安全装備/運転支援システムを装備したことも注 目に値する。コクピットのデジタライズ、リサイクル素材の積極採用等、実用性と遊び心を満載させた点も面白い。」