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水道水の不純物を除去するハンディ装置
洗車好きにとって、あったらいいなという器具が次々に家庭用として身近になってきた。高圧洗浄機や電動ブロワー、バキュームクリーナーにスチームクリーナーと、そのいずれもが、今やホームセンターでも気軽に購入できる。
そんななかでも、これだけは難しいだろうというデバイスもある。その代表格こそ、純水精製器。それこそコーティングショップ等が設備として構える特別装置だ。
なにせクルマを洗うのに、水道水ではなく不純物を取り除いた特別な水を使うための装置である。飲料用こそ家庭用でも一般的になったとはいえ、なにしろ必要になる水の量が違う。洗車機でもすすぎに純水を使用する特別なモデルはあるものの、それでもあくまでごく一部だけの話であるのは言うまでもない。
水からこだわる、先行く洗車
それを、である。クラウドファウンディングを皮切りに、一般家庭用に提供しようと動いているのが、水道用品の国内トップメーカー、グリーンライフである。水道と洗車ノズルの合間に特別な装置を噛ませることで、マグネシウムやカルシウムといった不純物を取り除くというのがその仕組み。キットには水中に含まれる不純物の量を測定できる専用メーターも付属し、その除去効果を目で確認することもできる。
なにせ水道水では、すすぎとして掛けた水がそのまま蒸発すれば、そこに含まれる不純物だけがボディに残り、イオンデポジットというシミの発生を避けられなかった。それを本装置の導入により、洗車作業におけるすすぎが、まさにすすぎで終えられる点で画期的とも言える。洗車ファンほどに、最後の拭き取りを省略することはないだろうが、イオンデポジットのリスクを大幅に減らせる点でその衝撃は大きい。
確かに、一定の使用回数ごとにカートリッジを変える必要があるなど、ランニングコストも覚悟すべきながら、その登場に拍手喝采を送るファンは多いだろう。クラウドファンディングでの試験販売を終えたあと、本格販売も想定中とのこと。気になる人は今後の動向をチェック!