ルーフボックスからキャリーケースに!驚きの機動力

ボックスの片端に備えられる2個の大径のタイヤと、折りたたみ式のキャリーハンドルを元に、ルーフボックスもゴロゴロ移動が可能に!
走行移動中はルーフに固定し、停車後は取り外して持ち運びと、そんな驚きの2WAY式が新しい。これぞルーフボックスの近未来!? いや、すでに発売中だったりして!!

キャスター移動できる、ルーフボックス出現!

INNO『ギアキャリー160/クイックベース60(価格:7万1500円/2万7500円)』。キャリアとボックスのこのセットにより、独自の着脱機構を発揮できる。

収納場所を車外に設けられるルーフボックスは何かと便利な存在ながら、ネックもある。大型だけに載せ下ろしも大変で、乗せっぱなしだと全高制限に引っかかりやすく、そしてクルマから降ろした後の保管でも場所を取る。導入に際してはハードルも高く、それなりの覚悟も必要だったのがこれまでだった。

けれど、そのハードルを極力下げるユニークな提案が今なされている。提案主はINNOブランドでユニークなストレージキットを手掛けるカーメイトだ。

この秋に発売開始となったギアキャリー160は車両搭載時のみならず、クルマから降ろした後の処遇までセットで考えられた機能品。ボックスにはクッション性に優れるタイヤとキャリーハンドルが備えられ、クルマから降ろした後の移動も手軽に行なえるようになっている。

当然、キャリアにも専用のものが充てられ、スライドさせてロックピンを掛け、レバーを降ろすだけで確実に固定可能な独自のロックシステムも新たに採用されている。

車体サイド側からボックスを持ち上げ、ベースキャリアの上をスライドさせる動作には負担も少なく、ボックスをルーフ上に配置できさえすればロックの作業もじつにシンプル。ボックス容量は160Lと、おおよそふたり分のキャンプ道具をたっぷり詰める容量のため、荷物満載状態での作業では、さすがにひとりで行なうには無理がある。ただその場合も、荷物を多少間引けばだいぶラクになるし、ひとりきりでの使用も現実的といっていい。

ボックスの容量は、おおよそ大人2人分のキャンプ道具が収まる約160L。さすがに荷物満載状態だと一人での車載固定は厳しいものの、荷物を間引けば一人でもいけそうだ。

ボックスそのものを容易にクルマから降ろせるとなれば、収納物のそれぞれを上げ下げする手間も大きく減る。クルマから降ろしたあとにいざ必要な場所まで運ぶ際も、手で抱えて持ち運ぶのはちょっとの距離でもシンドイ場合がある。転がしながら運ぶことができればかなりラク。とりわけ、マンション住まいの方や、立体式や地下駐車場を使う機会が多いひとこそ、その機動力による恩恵は大きいだろう。

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