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フェンダー拡張で存在感増大 取り回し性や操舵感覚は軽快
CX-3はコンパクトカーのマツダ2をSUVにアレンジした、クロスオーバー的なモデル。ホイールベースの長さはマツダ2と共通だが、 前後のオーバーハングを拡大することで、全長を約20cm拡大。さらにフェンダーまわりにボリュームをもたせることで、コンパクトなサイズでありながらも、マツダのSUVらしい存在感を手に入れている。
エクステリア
インテリアデザインは細部が多少変更されてはいるものの、ほぼマツダ2と共通。着座位置も高くはないので、コンパクトカー感覚で楽に取り回すことができるのが魅力。
インストルメントパネル
ただし、後席や荷室はSUVとしては狭いため、多人数での長距離ドライブやキャンプ道具などを満載したレジャーユースには適していない。
居住性
パワートレーンは1.8lディーゼルと1,5l自然吸気の2種類。6速ATが主力だがディーゼルは6速MTも選べる。最近のディーゼルとしては低回転域のトルクが細いが、走り出してしまえば余裕のある走りをもたらしてくれる。ディーゼル特有のカラカラ音も少ないから快適性も高い。
ガソリンの1.5lはパワフルではないものの、スポーツモードを使って積極的に高回転を維持すれば、思いのほかキビキビと走ってくれる。乗り心地は多少突き上げ感が強いが、ハンドリングは軽快そのもので、市街地からワインディングまで気持ち良く走ることができる。
うれしい装備
月間登録台数 851台(21年10月〜22年3月平均値) 現行型発表 15年2月(一部改良 21年10月) WLTCモード燃費 23.2km/l※「XD Touring」のFF/6速MT車
ラゲッジルーム
昨秋にディスプレイの拡大などの改良が施されたが、今後マツダはラージSUVに力を入れるため、CX-3は現行型で廃止の可能性が高い。
※本稿は、モーターファン別冊ニューモデル速報統括シリーズVol.141「2022-2023 国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。
http://motorfan-newmodel.com/integration/141