マツダ・ロードスターに“渋い新色”と特別仕様車「Brown Top」が登場! 100点満点のカラーコーディネートの予感!?

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ブラウンの幌とテラコッタ内装を組み合わせた特別仕様車「Brown Top」
初代からの累計販売が110万台を超えるという、大ヒットスポーツカー「マツダ・ロードスター」が商品改良を発表。2022年12月中旬の発売開始に先駆け、11月17日より予約受付が始まった。注目は、スポーツカーの新提案といえる新色「ジルコンサンドメタリック」の設定と、ブラウントップ&テラコッタ内装の特別仕様車「Brown Top」の登場だ!
REPORT:山本晋也(YAMAMOTO Shinya) PHOTO:中野幸次(NAKANO Koji)

「人生をもう一度楽しもう」という基本コンセプトを深化させた

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「ジルコンサンドメタリック」をロードスターに新設定したのがニュース
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ブラウンの幌とテラコッタ内装を組み合わせた特別仕様車

国産車のビンテージイヤーとして、いまも語り継がれる1989年に生まれた名車の一台がマツダのユーノス・ロードスター。ライトウェイトスポーツカーのライバルが生まれたり消えたりする中で、継続は力なりとばかりに進化を続けている。現在では4代目ND型となっているが、初代からの累計販売台数は110万台を超えているという。

そんなマツダの良心ともいえるロードスターが商品改良を発表した。そのポイントは2つある。

ひとつはロードスター(幌)とロードスターRF(リトラクタブルハードトップ)のいずれにも新色「ジルコンサンドメタリック」を設定したこと。

もうひとつが、ロードスターにブラウン幌の特別仕様車「Brown Top」を2022年11月17日から2023年7月31日までの期間限定で設定することだ。

いずれも、4代目ロードスターの基本コンセプトである『人生を楽しもう “Joy of the Moment, Joy of Life”』を、さらに深めるという狙いを持っているのは共通。ロードスターとしてブレることなく価値を高め続けていくという宣言ともいえる。

ジルコンサンドメタリックはビンテージカーを想起させる

「スポーツカー=原色系」ではなく、渋いカラーで絶妙でハズした感じがイイ。

新色となる「ジルコンサンドメタリック」だが、名前の由来は鋳物の砂型に使われる砂のこと。色味としては、最近SUVで流行しているカーキ系統といえるが、あえて2シーターのライトウェイトスポーツカーに使うことで、ビンテージ感やカフェレーサーといったイメージにつなげるというのが狙いだ。

筆者個人の印象としては、空冷シングルタイプのオートバイとロードスターをガレージに並べて愛でているような趣味の方にはピッタリの新色だと思うが、いかがだろうか。

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新色「ジルコンサンドメタリック」はCAFEレーサーをイメージさせる

この新色はロードスターとロードスターRFのいずれにも設定されるが、とくにロードスターとのマッチングが良さそうだ。写真のようにブラックの幌との組み合わせでは、引き締まったスタイリングを演出。カーキ系の持つ力強さが、上手にスポーツ感覚と融合している。

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ジルコンサンドメタリックは今までにないエンスージアストの世界観を演出する

特別仕様車「Brown Top」はカラーコーディネートの秀作

特別仕様車「Brown Top」は、カタログモデルの「S Leather Package」をベースとしている。

名前の通りブラウンの幌を与えられているのが特徴だ。このソフトトップ自体は2018年に設定された特別仕様車で採用実績があるものだが、今回のポイントはゴージャスな風合いを持つテラコッタ内装と組み合わせられている点にある。

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ブラウンの幌とテラコッタ内装を組み合わせることができるのはソフトトップの特権

まずは特別仕様車の専用装備からお伝えしよう。

  • ブラウン色のソフトトップ
  • 電動リモコン式ドアミラー(手動可倒式・ボディ同色)
  • ナッパレザーシート(テラコッタ)
  • ドアトリム・インパネデコレーション(テラコッタステッチ入り)
  • 16インチアルミホイール(高輝度塗装)
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テラコッタ内装は、ロードスターRFに先行採用されたものと同等

今回の撮影車は、ボディカラーをプラチナクォーツメタリックとしていたが、この色とのブラウン幌との相性は抜群。1.5Lエンジンのライトウェイトスポーツカーながら、ラグジュアリーな世界観を実現していることが感じられる。

ロードスターの場合はオープン状態でも幌のカラーが見える構造となっているが、ブラウン幌とテラコッタ内装が同時に見えるオープン時こそ、この特別仕様車が持つ魅力を感じることができる瞬間といえそうだ。

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ブラウンの幌とテラコッタ内装を同時に楽しめる、この角度は特別仕様車を魅力を感じさせてくれる
ドアトリム とインパネのステッチが統一感を演出する。

なお、カタログモデルのメーカー希望小売価格は、1.5Lエンジンのロードスターが268万9500円~342万2100円。2.0Lエンジンを積むロードスターRFは352万7700円~398万8600円となっている。

車両スペック

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新色「ジルコンサンドメタリック」をまとったROADSTER RS
マツダ・ロードスターRS(ボディカラー:ジルコンサンドメタリック)
全長×全幅×全高:3915mm×1735mm×1235mm
ホイールベース:2310mm
車両重量:1020kg
排気量:1.5L
エンジン:直列4気筒DOHC
最高出力:97kW(132PS)/7000rpm
最大トルク:152Nm(15.5kg-m)/4500rpm
駆動方式:RWD
トランスミッション:6速MT
WLTCモード燃費:16.8km/L
最小回転半径:4.7m
タイヤサイズ:195/50R16
乗車定員:2名
メーカー希望小売価格:342万2100円(撮影車のオプション込み価格は375万2100円)
BROWN‐TOP
ブラウンの幌とテラコッタ内装を組み合わせた特別仕様車「Brown Top」
マツダ・ロードスターBrown Top(ボディカラー:プラチナクォーツメタリック)
全長×全幅×全高:3915mm×1735mm×1235mm
ホイールベース:2310mm
車両重量:1020kg
排気量:1.5L
エンジン:直列4気筒DOHC
最高出力:97kW(132PS)/7000rpm
最大トルク:152Nm(15.5kg-m)/4500rpm
駆動方式:RWD
トランスミッション:6速MT
WLTCモード燃費:16.8km/L
最小回転半径:4.7m
タイヤサイズ:195/50R16
乗車定員:2名
メーカー希望小売価格:325万7100円

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著者プロフィール

山本 晋也 近影

山本 晋也

1969年生まれ。編集者を経て、過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰することをモットーに自動車コ…