年末年始はこんな違反に要注意! 通り慣れない道にこそ罠がある!

年末年始の交通取り締まりで要注意の違反4選! 帰省ドライブは、こんな違反をとられがち? キーワードは「反則金ノルマ」と「走り慣れない道」! 【交通取締情報局】

いよいよ2022年もあとわずか。避寒地へ故郷へと、通常とはクルマの流れが変わるこの時期、警察にとって交通取り締まりの書き入れ時であるといっても過言じゃない。知らない道では普段より慎重な運転を心がけましょう!

取り締まられやすい違反に特に注意!

これはなにも年末年始に限ったことではなく、夏休みや観光シーズンにも言えることだが、普段、通り慣れない道を走るクルマ(ドライバー)が増える、そんな時期が、実は、警察にとって取り締まりをしやすい時期でもあるのだ。まさに、4月の期変わりを前にした、最後の反則金ノルマ達成のチャンスといえるだろう。だから注意すべきは、警察が取り締まりやすい違反ということになる。

例えば、交差点での右左折禁止や一時停止等、地元のドライバーにはもう慣れっこだが、不慣れなドライバーは標識さえも見逃しがち。警察官にとっても、交差点で待っているだけで哀れなドライバーが勝手に違反してくれるのだから、まさに濡れ手で粟、というわけだ。
 
また、普段でも高速道路で追い越し車線を延々と走っているドライバーをよく見かけるが、この時期はさらに通行区分をよく理解していないドライバーが拍車をかけ、これがまた、昨今、はやりの「あおり運転」の温床となっている。パトカーや覆面パトカーにとって、スピード違反車を追いかけることにくれべれば、はるかに気楽に検挙できる。まさに捕まえやすい違反と言えるだろう。

さらに、目的地の地域の取り締まり事情を知らない県外ナンバーにとっては、非定置式速度取り締まり、いわゆるネズミ捕りは最大の鬼門。すでに20を超える都道府県警に配備されている可搬式移動オービスも、フル稼働されるはずだ。他の違反に比べて反則金も桁違いとなるので、できればネットなどで、ご当地のネズミ捕り事情を予習してから出かけて欲しい。

ここで、この時期、取り締まり件数が増えるという4つの違反とそれに関わる反則金、基礎点数を揚げておくので、ぜひご参考までに!

※各地の交通取り締まり情報は、各都道府県警のホームページをチェック!

☆速度違反

写真は光電管による取り締まり。もちろん、レーダー探知機には反応しない。可搬式移動オービスもレー探は無効なので、過信しないように!
◆違反名
速度超過
・反則金
15km/未満 大型:1万2,000円 普通車:9,000円
15km/h~20km/h未満 大型:1万5,000円 普通車:1万2,000円
20km/h~25km/h未満 大型:2万円 普通車:1万5,000円
25kim/h~30km/h未満 大型:2万5,000円 普通車:1万8,000円
30km/h~35km/h未満(高速道路) 大型:3万円 普通車:2万5,000円
35km/h~40km/h未満(高速道路) 大型:4万円 普通車:3万5,000円

・基礎点数
15km/未満~20km/h未満 1点
20kim/h~25km/h未満 2点
25km/h~40km/h未満(高速道路) 3点

☆通行帯違反

走行距離や時間など、明確な基準はないが、一般に、2km/h以上走ると捕まる、と言われている。
◆違反名
通行帯違反
・反則金
大型車:7,000円
普通車:6,000円

・基礎点数:1点

☆一時停止違反

一時停止場所では物陰に隠れての取り締まりが多い。必ず停止線で止まること!
◆違反名
指定場所一時不停止等
・反則金
大型車:7,000円
普通車:6,000円

・基礎点数:1点

☆右左折禁止違反

右折、あるいは左折禁止の標識というものは実は、ない。矢印が指定方向となっているので、素直に従おう。
◆違反名
通行禁止違反
・反則金
大型車:9,000円
普通車:7,000円
・基礎点数:2点

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