【渋滞回避術】最大の回避術は“時間帯”のチェックしかない! それでも渋滞にハマったら…。

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NEXCO各社が発表している渋滞予想によると、年末年始の高速道路は長い渋滞が予想されている。それでは渋滞を回避するにはどうしたらいいだろうか?

高速道路の渋滞を避けるにはどうしたらいいだろうか?

NEXCO各社が発表している年末年始の渋滞予測によると、今回の年末年始も帰省や行楽などで長い渋滞が発生する見込みです。渋滞のピークとなる日程は、下り線が12月30日と1月2日、上り線が1月2日〜3日となっています。1月3日の東名高速道路(上り)で55km渋滞を筆頭に各路線で20km〜40kmの渋滞が頻発すると予測されています。

では、渋滞を回避する方法はあるのでしょうか?

画像:NEXCO東日本

最大の回避術は、渋滞する時間帯を避ける

もっとも単純な回避方法ですが、確実に渋滞を避けるためには「車の少ない時間帯に渋滞ポイントを通過する」ということが、唯一最大の渋滞回避術といってもいいでしょう。また、年末年始であれば渋滞ピークの日に高速道路に乗らないだけで酷い渋滞を回避することも可能です。

例えば、1月3日の東名高速道路(上り)で渋滞が酷くなるピークの時間帯は正午〜午後9時と予想されています。この時間を避けて、午前中や夜遅い時間に厚木〜大和トンネルの区間を通過すれば渋滞を回避することがれきます。
また、1月3日は最大55km渋滞に対して、翌日1月4日の同区間の渋滞予想は最大20kmです。スケジュールの調整が可能なら混雑ピーク日を避けるだけで渋滞を回避することが可能です。

1月3日の東名高速道路(上り)で渋滞のピークは正午〜午後9時との予想。画像:NEXCO東日本
翌日1月4日の同区間の渋滞予想は20km。この程度の渋滞なら通常の日曜日と同じぐらいだ。画像:NEXCO東日本

といっても、時間帯や日程を変更することが難しい場合もあると思いますので、渋滞にハマった場合の対処方法を紹介していきましょう。

渋滞にハマった場合の対処方法は?

右車線(追い越し車線)を走らない

速く進みたいという心理から、多くの人が右車線(追い越し車線)を選びがちです。そうすると右車線にクルマが集中して左側の車線が空きます。渋滞している高速道路の各車線の平均速度は、右側が時速16km、中央が時速20km、左側が時速25kmという調査結果も報告されています。右側と左側では時速10kmの差があり、左側を選んだ方が速く進む可能性が高まります。

バスやトラックの後ろを走る

バスやトラックはスピードが遅い印象を持たれるかもしれませんが、運転する目線が高いので前方がよく見えていて、いち早く進む流れの良い車線を判断している場合があります。また、バスには他のバスなどからの渋滞情報が入っていたり、同じ区間を定期的に走行しているので、合流による混雑ポイントを避ける車線選びをしていることもあり、うまく混雑を避けてくれる可能性があります。

無計画に一般道に降りない

やってはいけない渋滞回避術は、無計画に一般道に降りてしまうことです。高速道路が渋滞している時は、並行する一般道も渋滞していることが多く、一般道の平均速度は高速道路よりも遅いことがほとんどです。高速道路の自然渋滞は平均して時速25キロ程度ですが、一般道(混雑した幹線道路)の平均速度は時速20キロ程度なので高速道路よりも早く到着する可能性は低くなります。ただ、事故などでどうしても動かない渋滞の場合は一般道に降りた方が良い場合もありますので状況に合わせた判断が必要です。

ETCレーンが混んでいるときは一般レーンを使う

料金所でETCレーンが一般レーンより混んでいる場合は一般レーンを使うと早い場合があります。ETC搭載車でも、ETCカードを抜いて一般レーンの料金所係員に渡せば、ETCカードでの支払いが可能となります。

車間距離を詰めない

これは渋滞にハマった時の対処法ではないですが、全ドライバーが実践すれば渋滞が発生しなくなるという方法です。渋滞発生の一番の原因は各車両間のブレーキ差が大きな原因です。各ドライバーがブレーキを踏まなくてもすむ車間距離を守ることでブレーキ差がなくなり渋滞は回避されます。渋滞時の車間距離の目安は、ゆっくり走っているときは4~5m(車一台分)。完全に停止しているときは3m前後(前の車のリアバンパーの下端が見えるくらいの距離)が適正です。

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