【輸入乗用車新規登録台数】2021年8月期は前年同月実績を2.6%上回る1万8514台を記録。首位はメルセデス・ベンツがキープ

9月6日、JAIA(日本自動車輸入組合)は、2021年8月期の外国メーカー車(乗用車)新規登録台数を発表した。

フィアットが571台でトップ10入り。8月期の登録台数としては2012年の488台を大きく上回る過去最高記録を更新

2021年8月に新規登録された輸入外国メーカー車(乗用車)は1万8514台で、前年同月実績の1万8039台を2.6%上回った。

8月期に最も新規登録台数の多かったブランドはメルセデス・ベンツで、前年同月を6.5%下回ったものの3722台を記録。登録台数トップ10ブランドは下記のとおりで、そのうち5ブランドが前年同月比を上回った。トップ10に食い込んだフィアットは、8月期の登録台数としては2012年の488台を大きく上回る過去最高記録を更新している。

フィアット500

フィアットの好調ぶりに対して、FCAジャパンは「500/500C(チンクエチェント/チンクエチェント・シー)」モデルファミリーが販売増に貢献したことを発表している。500/500Cは2008年3月の国内導入以来、愛らしいスタイリングと低燃費・低排出の環境性能の高さが評価されていおり、年間販売台数は11年連続で4000台を超えている。今年は6月より、新グレード「カルト」並びに 「ドルチェヴィータ」が設定され、さらに注目が集まっている。

●2021年8月期・輸入乗用車(外国ブランド)新規登録台数トップ10
第1位:メルセデス・ベンツ(3722台/93.5%)
第2位:フォルクスワーゲン(3013台/100.0%)
第3位:BMW(2339台/94.9%)
第4位:アウディ(1669台/95.5%)
第5位:MINI(1392台/85.2%)
第6位:ボルボ(1039台/100.9%)
第7位:ジープ(992台/105.5%)
第8位:プジョー(624台/112.8%)
第9位:ルノー(580台/123.4%)
第10位:フィアット(571台/132.2%)
※パーセンテージは前年同月比

トップ10以下のブランドでは、ポルシェ(521台/前年同月比103.6%)やランドローバー(248台/同146.7%)、アルファロメオ(196台/同332.2%)、アバルト(139台/同129.9%)、フェラーリ(99台/同170.7%)、ベントレー(64台/同237.0%)、キャデラック(62台/同221.4%)、シボレー(57台/同203.6%)、ランボルギーニ(37台/同176.2%)、ロータス(35台/同233.3%)、BMWアルピナ(30台/同300.0%)、アストンマーティン(23台/同209.1%)、マクラーレン(16台/同133.3%)、ロールス・ロイス(14台/同116.7%)など、多くのブランドが前年同月を上回る実績を残した。

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