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6代目 日産フェアレディZ 新型登場直前のいま、だいぶ価格も下がってきた
日産フェアレディZといえば、1969年の初代S30型の発売から今日まで、日本を代表するスポーツカーの一台だ。今回紹介する6代目(Z34型)は、2008年12月に発売。初代からの”Z-ness（Zらしさ）”である「ハイパフォーマンス」「デザイン」「ハイバリュー」を盛り込みながら、当時の新しいパフォーマンス、新しいデザインが生む”Newness”により、パフォーマンスや質感を進化させることを目標に開発された。エクステリアデザインは、基本的に5代目からのキャリーオーバーで、「スポーツカーの基本」といえるようなFRポロポーションをしている。またヘッドランプからウエストとアーチを描きながら駆け抜けるダイナミックなキャラクターラインや、駆動輪を強く感じさせる張り出し量のあるリヤフェンダーが特徴的だ。
パワートレーンは、最高出力336ps、最大トルク365Nmを発揮する3.7ℓ（VQ37VHR）エンジンに、トランスミッションは7ATと6MTが選択できる。エンジンは非常にパワフルで、高回転までしっかり吹け上がる。また加速もスムーズなので、街乗りや高速道路を流して走っていても快適だ。さらに5代目と比べ、100mmもショートホイールベース化を実施することで、さらにキビキビとしたハンドリングと運動性能を実現させた。もう少しで新型が登場するが、そんないまこそ200万円代で狙えるようになった6代目も検討してみてはいかがだろうか。
平均中古価格は260万円。
たとえば前期型だと「フェアレディ Z 2009年式、走行4万1000kmで車両本体価格174万円」というような中古車がある。
タマ数は豊富にあるが、検討する際はしっかり状態を自分の目で確かめて吟味しよう。
詳細スペック：ベースグレード
全長×全幅×全高(㎜)＝4250×1845×1315
ホイールベース(㎜)＝2550
エンジン：3.7ℓ Ｖ型6気筒DOHC
駆動：FR
最高出力：336ps(247kW)/7000rpm
最大トルク：37.2kgm(365Nm)/5200rpm
使用燃料：無鉛プレミアムガソリン
トランスミッション：8AT
車重(kg)：1490
新車価格：372万7500円
※2008年発売当時のスペック
初代ポルシェ・ボクスター 250万円以内でボクスターSも狙える！
ボクスターは2シーターオープンスポーツカーで、初代は1996年に登場した。伝説的なオープンカーの356/1や550スパイダーの後継モデルとされており、911よりも扱いやすいサイズと手軽な価格で、ポルシェの入門モデルとしても有名だ。ライバルはBMWZ4（当時はZ3）、メルセデスベンツSLK、アウディTTロードスターなどが挙げられる。これらライバルがフロントエンジンなのに対し、ボクスターの大きな特徴はミッドシップ・レイアウト（MR）を採用したことだ。これによりバランスのとれた重量配分で限界値の高い、攻めた走りも楽しむことができる。
今回紹介する初代は、2.7ℓ（ボクスター）と3.2ℓ（ボクスターS）の2種類の水平対向6気筒エンジンが採用された。トランスミッションは、5ATと6MTが選べる。どちらもポルシェらしい走りを楽しめるが、おすすめはボクスターSのMT仕様。Sでも最高出力252ps（後期型は260ps）と現在のポルシェと比べると随分控えめに感じるが、しっかりエンジンを回すと強烈な加速を発揮し、日本の道路でもしっかり限界まで使い切ることができる。現在もポルシェの入門車として人気のボクスターだが、初代はスポーツカーの入門車でもあるのだ。
平均中古価格は144万円。
たとえば前期型だと「ボクスターS 2001年式、走行2万1000kmで車両本体価格185万円」というような中古車がある。
デビューから25年が経った古いモデルなので状態チェックは必要不可欠。できるだけ新しく、走行距離の浅いものを選ぼう。
詳細スペック：ボクスターS（MT）
全長×全幅×全高(㎜)＝4315×1780×1290
ホイールベース(㎜)＝2415
エンジン：3.2ℓ 水冷水平対向6気筒DOHC24バルブ
駆動：MR
最高出力：252ps(185kW)/6250rpm
最大トルク：31.1kgm(305.0Nm)/4500rpm
使用燃料：無鉛プレミアムガソリン
トランスミッション：8MT
車重(kg)：1370
新車価格：710万円
※1999年発売当時のスペック今回は250万円で狙えるおすすめスポーツカーを紹介した。250万円の中古スポーツカーといっても、軽自動車からポルシェまでさまざまな種類がある。スポーツカーを探している方は、そんな性格や背景が違うさまざまなモデルを比較して、好みにあった楽しいクルマを選んでいただきたい。