メルセデスAMGが、モンツァで開催されるGTワールドチャレンジ・ヨーロッパに10台のAMG GT3車両での参戦を発表! 前年度のタイトル防衛を目指す。

メルセデスは、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパのタイトル防衛を目指して、ファナテックGTワールドチャレンジ ヨーロッパ powered by AWSの開幕戦に参戦することを発表した。大会は4月23日、伝統あるモンツァ国際サーキットで行われる3時間耐久レースだ。北イタリアで開催されるこの開幕戦では、7つのカスタマー・スポーツチームが高い目標を掲げている。耐久カップには10台のメルセデスAMG GT3、スプリントカップに6台のマシンが参加する。

AKKODISのASPチームはPROクラスのマシンを2台保有し、マルチェロもGTワールドチャレンジ・ヨーロッパに参戦している。ディフェンディングチャンピオンのマルチェロは、88号車のメルセデスAMG GT3でティムール・ボグスラフスキー(FIA)、ジュール・グノン(AND)と運転を分担している。また、メルセデスAMG AKKODIS ASPチームの姉妹車である87号車は、トーマス・ドルーエ(フランス)、ロレンソ・フェラーリ(イタリア)、マキシミリアン・ゲッツ(ドイツ)がドライバーを担当する。

耐久カップには、さらに8台のメルセデスAMG GT3がエントリーしている。メルセデスAMG AlManarチームは、PROカテゴリーに3台目を登録し、マロ・エンゲル、ファビアン・シラー、ルカ・シュトルツ(いずれもドイツ)の3人がドライバーを務めるゼッケン777のパフォーマンスカーの運営は、今年からゲッツスピードが担当する。同チームはすでに2022年のメルセデスAMG GT3のパフォーマンスエントリーを担当している。

ウィンワードレーシングは、もう1台関与を拡大し、2023年にはGOLDカテゴリーを走る2台のメルセデスAMG GT3をエントリーしている。インディ・ドンティエ(NED)、フィリップ・エリス(SUI)、ラッセル・ワード(USA)のGT3経験豊富なトリオが57号車の運転を担当。ミクラス・ボーン(SUI)、デビッド・シューマッハ、マリウス・ツーク(ともにGER)は、#157メルセデスAMG GT3のハンドルを握る。

マドパンダモータースポーツは、昨年同様、シルバーカップに#90 メルセデスAMG GT3で参戦している。5つの耐久カップでは、チームオーナーのエセキエル・ペレス・コンパンク(ARG)を、マグナス・グスタフセン(NOR)と19歳のアレクセイ・ネソフ(BUL)がサポートする。ゲットスピードもこのカテゴリーに1台のメルセデスAMG GT3で参戦し、ランス・バーグスタイン(アメリカ)、アンドレイ・レバンドフスキ(ポーランド)、アーロン・ウォーカー(イギリス)が2号車のステアリングを握っている。

また、両チームはBRONZEカテゴリーにもそれぞれ1台ずつエントリーしている。ゲットスピード・メルセデスAMG GT3の3号車は、パトリック・アッセンハイマー(GER)、アレックス・ペローニ(AUS)、フロリアン・ショルツ(GER)が耐久カップに挑戦している。セバスチャン・ボー(フランス)、ユベール・ハウプト(ドイツ)、アルジュン・マイニ(インド)は、4年連続でGTワールドチャレンジ・ヨーロッパに参戦しているハウプトレーシングチームの79号車でクラス優勝を目指す。GTワールドチャレンジ・ヨーロッパに今年から新たに参戦するのはTheebaモータースポーツだ。同チームはBRONTEカテゴリーに#81メルセデスAMG GT3でエントリーしており、初年度のラインナップは、ラルフ・アロン(EST)、リーマ・ジュファリ(KSA)、アラン・ヴァレンテ(SUI)が務める。

#2 ゲットスピード メルセデスAMG GT3
#777 AlManarチーム メルセデスAMG GT3
#79 Hauptレーシングチーム メルセデスAMG GT3
#77 Hauptレーシングチーム メルセデスAMG GT3

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