ハコスカからR31スカイライン、コスモからRX-7、見るだけじゃなく同乗試乗までできた! 【関東工大クラシックカーフェスティバル】

コロナウイルスの感染拡大予防が大幅に緩和され、日常が戻ってくるのと同時に旧車イベントも再開された。埼玉県にある関東工業自動車大学校でのイベントは、3回も中止が続いたが、このゴールデンウィーク初日に開催された。会場の模様を写真中心にお伝えしよう。
PHOTO&REPORT●増田 満(MASUDA Mitsuru)
助手席に同乗することができた関東工大クラシックカーフェスティバル。

2023年のゴールデンウィークは3年ぶりに行動制限がなくなったばかりか、マスク着用も個人の意思に委ねられた。久しぶりにコロナをウイルスを意識しないで過ごせるということで各地には観光客が押し寄せ、海外からの旅行者も増え続けている。GW初日になる4月29日、大々的な開催となるのは数年ぶりとなる「関東工大クラシックカーフェスティバル」が開催された

同乗試乗には数多くの参加車が用意され、1度だけでなく何度も違う車種に乗ることができた。

正式には関東工業自動車大学校と呼ばれ、自動車の整備技術を学べる学校法人が舞台。埼玉県鴻巣市にある実習設備は関東屈指の規模を誇るだけあり、充実した内容となっている。それだけに敷地は広大でイベントを開催するにも打ってつけ。自動車エンジニアを養成する学校だけあり、学生たちもクルマが好きな人が多い。そこで旧車をメインに展示するイベントが年に一度開催されてきたのだ。

屋内ではシボレー・コルベット生誕70周年に合わせて歴代コルベットが展示された。
アメリカを代表するスポーツカー、コルベットが多数展示された。

屋内の展示場所は本来、リフトを何機も備える整備技術を学ぶ場所。広い校庭だけでなく屋内施設にまで展示車が並び来場者の目を飽きさせないほどの台数が集まる。今年はシボレー・コルベット生誕70周年ということで、歴代コルベットが展示された。もちろんハコスカやトヨタ2000GTなどの人気車も展示され、カメラ片手に来場者たちが熱心に撮影していたのが印象的。

このイベントでは展示車の助手席に座って校内を1周する同乗試乗も行われた。しかも同じ車種だけでなく複数の展示車が供され、無料で何度でも同乗させてもらえる。興奮を隠せない来場者や子供たちの姿が印象的だった。ここでは会場の写真を中心に当日の模様をお伝えしたい。じっくりとご覧いただけたら幸いだ。

ハコスカこと3代目スカイラインはどこでも人気。
ネオクラ世代のスカイラインであるR31型(右)とDR30型(左)。
マツダ・コスモが2台並んで展示された。
ロータリースポーツのRX-7はSA22CからFC3S、写真にはないFD3Sまで勢揃い。
ダットサン・サニーは初代が2台並んだ。
510型ブルーバードはセダンが2台展示された。
フェアレディ1500を1600に拡大したクーペである初代シルビアとフェアレディ2000。
幅広い世代の旧車やネオクラが集まった。
デロリアンやデトマソ・パンテーラなど輸入車も数多く参加した。
ソアラや117クーペといったメジャーな車種だけでなくマツダ323など希少車も見受けられた。
映画『ワイルドスピード』仕様車も展示され人気だった。
レオーネやドミンゴなどの珍しいモデルが会場にはチラホラ見受けられた。
ネオクラ世代のアルトワークスにムーブが隣り合わせる。

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著者プロフィール

増田満 近影

増田満

小学生時代にスーパーカーブームが巻き起こり後楽園球場へ足を運んだ世代。大学卒業後は自動車雑誌編集部…