フェラーリ「ローマ・スパイダー」を日本初公開! 54年ぶりFRのソフトトップはエレガントの一言に尽きる。

フェラーリ・ジャパンは5月18日、フェラーリの最新オープンモデル「ローマ・スパーダー」を日本初公開した。V型8気筒エンジンを搭載する2+クーペ「ローマ」のソフトトップモデルとなる。

フェラーリのFRソフトトップモデルは54年ぶり

ローマ・スパイダーは、FRの4シータークーペ「ローマ」をベースとしたソフトトップオープンモデルだ。フロントエンジン搭載のフェラーリでソフトトップのオープンモデルは1969年の「365 GTS4」以来、54年ぶりのモデルとなる。

ソフトトップは電動式で、わずか13.5秒で開閉が可能。車速が60km/h以下なら操作が可能となっている。また、新素材のファブリックは5色から選ぶことが可能で、エレガントかつスポーティーな表情を見せる。オープン時の荷室容量は255リッターを確保していて、同カテゴリーの中では最大クラスとなっている。

「ローマ・スパイダー」全長4656mm×全幅1974mm×全高1306mm、ホイールベース2670mm。

エレガントなクーペらしいルーフライン

ドアノブはポップアップ式、ウインカーはかなり小型化されている。

エクステリアデザインは、長いボンネット、流麗なライン、優美な曲線といった造形上の特徴をローマから受け継いでいる。クーペモデルのフォルムを崩さぬよう、ルーフと一体型のリアウィンドウを採用して、なだらかなルーフラインを実現している。ローマの特徴であるフロントマスクは、まるで1個の金属の塊から削り出されたような印象で、突き出したシャークノーズを形成している。

電動式ソフトトップは、車速が60km/h以下なら操作が可能。ルーフの開閉作業は13.5秒で完了する。

パワートレーンは3.9L V8ツインターボエンジンを搭載。最高出力620PS、最大トルク760Nmを発生させる。クローズドボディのローマと同様の総アルミニウム製ボディは、乾燥重量1556kgと軽量で、クラス最高のパワーウエイトレシオは2.5kg/psを実現している。トランスミッションは8速F1 DCTを採用。0−100km/h加速は3.4秒、最高速度は320km/hというパフォーマンスを誇る。

エンジンは最高出力620PS、最大トルク760Nmを発生する3.9L V8ツインターボ

インテリアは、ドライバーとパッセンジャー用にそれぞれ独立したスペースを備える、デュアルコックピットコンセプトの進化形で作成されている。メーターはフルデジタルのディスプレイ式で、インパネ中央には8.4 インチディスプレイを備えるほかに、助手席ダッシュボードにもオプションで、運転情報を共有することができるディスプレイを設定することも可能だ。

インテリアは運転席と助手席がそれぞれ独立した、デュアルコックピットを採用。
4シータークーペのため後部座席を備える。子供連れなら家族4人で乗ることもできそうだ。
オプションで助手席のダッシュボードにディスプレイを設定可能。

エレガンスと優れたパフォーマンスを兼ね備える

発表会ではフェラーリ・ジャパン代表取締役社長 フェデリコ・パストレッリ氏がプレゼンテーションを行い、「私達はオープンカーを愛する人、そして初めてオープンカーを試してみたいと思うお客様のために、このローマ・スパーダーをつくりました。この車は、最も美しい車のうちの一台だと思っています。都会を離れ、美しい道を走ることで、週末を最高のものにすることができます。人生を楽しみたい、美しいものが好きな人に乗ってほしい最高の一台です」とローマ・スパーダーの魅力を熱く語った。

発表会に登壇した、フェラーリ・ジャパン代表取締役社長 フェデリコ・パストレッリ氏

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